イワタニ カセットガストーブ 『デカ暖』 レビュー やかんを乗せてお湯が沸かせるか試してみた お手入れのためのメッシュガードのはずし方

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DIY

こんにちは『依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。

冬キャをたしなむようになってここ数年、ホットカーペットと小型セラミックヒーター、小型のカセットガスストーブで楽しんできましたが、より暖かい本格的なストーブが欲しくなり今回、イワタニカセットガスストーブデカ暖』を購入しました。

カセットガスを使うストーブとしては「デカ」というだけあって大型で、暖かさもこれまで使ってきた暖房器具より格段に暖かい代物です。

こちらではイワタニ デカ暖のレビューを紹介するとともに、やかんを乗せてお湯が沸かせるのかのレビューと、メッシュガードをはずして方も紹介します。

やかんでの湯沸かしに関しては結論、バーナーを使って沸かした方が効率的です。

実際お湯を沸かしてみてどうだったか、実際沸かしたお湯の温度も紹介します。

2022年8月、新型のデカ暖Ⅱが発売されました。

こちらの記事のデカ暖と新型デカ暖Ⅱの比較レビュー記事も作成しましたので、ご覧ください。

また新型のデカ暖Ⅱでもお湯が沸かせるか試しました。

デカ暖Ⅱがどんなストーブなのかレビューしていますのでこちらもご覧ください。

イワタニ カセットガスストーブ デカ暖

基本情報

デカ暖はカセットガスストーブとしては大型になります。

これまでボクが使ってきたガスストーブと比較すると高さが倍近くあります。

わが家のメイン暖房器具であるガスファンヒーターと比較しても同じぐらいの体積です。

サイズ349 × 280 × 408 mmになり、2ℓのペットボトルと比べるとこんな感じです。

重さ4.1kgと軽量で、女性でも楽に持ち運びできます。

カセットガスストーブでサイズが同じぐらいのセンゴクアラジン ミニブルーフレームが5.7kgあるのに比べると30%も軽量です。

持ち運びは苦になりませんが、取っ手が両サイドについているので両手で持たないといけないのが少し不便で、取っ手一つで片手で持てればもっとよかったのですが・・・

燃料カセットガスボンベ1本だけで、電池もコンセントも不要なのでアウトドアや災害時に心強い存在です。

カセットボンベ1本で2時間30分の暖が取れます。

燃料代を考えると、イワタニのカセットボンベが安くて1本200円なので1時間当たり80円、格安カセットボンベだと1本100円ほどなので1時間当たり40円の計算になります。

だいたい600Wの電気ストーブで1時間当たり約16.2円、ガスファンヒーターで1時間当たり36円ほどの燃料コストになりますので、デカ暖は少し割高な燃料コストになります。

使い方

使い方は非常に簡単で、カセットコンロ同じ要領なので子供でも扱えます。

背面の下にフタがあるのでぱかっと開けて、カセットボンベを切り込みに合わせてさし込みます。

あとは右側面のつまみをカセットコンロと同じように回すだけです。

購入したばかりのころ、寒い朝に使い方を教えていない奥さんが勝手につけて暖をとっていましたので、石油ストーブなんかに比べると非常に扱いやすいです。

安心の安全機能 

これまで使ってきたカセットストーブは小型で持ち運びも楽でそこそこ暖かかったのですが、安全機能について何も明記がなく少し不安でした。

今回のデカ暖はさすがイワタニさん!安心の4つの安全装置が搭載されています。

  • 不完全燃焼防止装置・・・酸素濃度が低くなったら自動でガスを遮断しストーブを消火
  • 立消え安全装置・・・風で火が消えたら自動でガスを遮断しガス漏れ防止
  • 転倒時消火装置・・・倒れたり衝撃を受けたらガスを遮断しストーブを消火
  • 圧力感知安全装置・・・ボンベ内のガス圧力に異常が出たら自動でボンベが外れ、ストーブを消火

さすがはカセットガス勢品の歴史も定評もあるイワタニさんの製品は安心です。

イワタニ デカ暖に決めた理由

今回ストーブ選びはいろいろ選択肢があり悩みました。

キャンプで使いたいので求める条件としては

  • 火力が強い
  • 持ち運びが楽
  • 取扱いが簡単で燃料調達も楽
  • 奥さんの稟議が通りそうな価格

があげられました。

火力の強さでは石油ストーブですが、6kg、7kgと重たいストーブが多く、普段わが家では石油ストーブを使わないので灯油を買いに行かなければなりません。

それにキャンプ以外のとき灯油を保管しておく必要があり、キャンプに持って行くのも奥さんからは車に灯油を積むのはイヤと言われてしまいました。

その点カセットボンベはホームセンターでもスーパーでも100均でも売っているので調達が容易で、またわが家のギアは、ランタンもコンロもカセットボンベ式なので、燃料が共用できるのは大きな利点だったので石油ストーブは諦めカセットストーブにすることにしました。

カセットストーブを見ていくと、選択肢はそんなに多くありません。

見た目でアラジン ミニブルーフレーム が欲しかったのですが、30,000円近くするので奥さんの稟議が通りそうにありません。

そうなると10,000円ちょっとで買えるイワタニのマイ暖かデカ暖になりますが、火力の強さとストーブらしい見た目でデカ暖にすることにしました。

2021年11月現在楽天市場やAmazonで12,000円ほどで販売されています。

カセットガスでここまでの暖かさ

かんじんの火力はどうでしょう。

着火すると下から青い火が出て、真ん中の筒がどんどん真っ赤になり1分もせず暖かくなります。

小型の石油ストーブ並みの火力6畳ぐらいだとこれ1台でじゅうぶん部屋を暖められます

この強い火力の秘密は真ん中の熱貯め燃焼筒で、三重構造で熱を蓄え反射板で熱を発しています。

輻射式と呼ばれるタイプのストーブなので、ストーブ周囲全部を暖めるのではなく、背後の反射板で熱を前に放射していくので暖かくなるのは前方と前上方になります。

ストーブの前下や真上はそこまで熱くありません。

側面や背面などの白い部分は触れるぐらいの暖かさです。

前方への熱が強いので、暖めたいものが前にくるように配置するのが一番効果的です。

また燃焼させるストーブなので定期的な換気は忘れないようにしましょう。

カセットガス1本でここまで暖かさなら、キャンプでの使用も十分ありですが、メーカーの注意書きには室内専用テントでの使用は禁止とありますので使われる際は自己責任で使いましょう。

使うときは一酸化炭素チェッカーも用意し、空気の循環ができるようできたら閉め切らずに使用しましょう。

デカ暖にやかんを乗せる方法

ここまでの火力があれば、やかんを乗せてその熱でお湯を沸かそうと考えたくなります。

けどデカ暖の上面は傾斜した造りになっているので、そのままではやかんを乗せることができません。

説明書にも鍋とかやかんとか乗せないように書かれています。

今回は何が起きても自己責任で、デカ暖の上にやかんを乗せる方法を見つけましたので紹介します。

この傾斜に置いて、やかんが水平に置けるようにできるものを探したところ・・・ありました!

100均ダイソーのアウトドアコーナーで見つけた、コンパクト薪ストーブです。

こちらは100均キャンドゥにも置いているのを見かけました。

焚き火用のキャンプ用品なので、鉄製で熱にも強くストーブの上に乗せるのも問題ありません。

ストーブに乗せて水平器で計ってみると、なかなかの水平具合です。

やかんも乗せてみます。

安定感もあり、落ちる心配もありません。

さらに大きなケトルを乗せてみても、問題なさそうです。

うまく乗りましたが、デカ暖は上面の黒い鉄板の上はそこまで熱が強くありません。

黒い鉄板より前方がより熱が強いので、コンパクト薪ストーブに少し手を加えて、もう少し黒い鉄板より前に乗せれるように改良することにしました。

コンパクト薪ストーブの後ろのメッシュガードにあたる部分に切り込みを入れてデカ暖ストーブのもう少し前方に置けるようにします。

この切込みがメッシュガードにはまり、引っ掛かるようにします。

黒い鉄板より前に置けて、水平にも設置できています。

この位置でやかんを乗せてみると、こんな感じです。

デカ暖でお湯が沸かせるのか?

この100均のコンパクト薪ストーブを使って、やかんを乗せてお湯が沸かせるか試してみましたので紹介します。

ケトルはトランギアのケトルを使い、水を300ml入れて試してみました。

スタートです。

20分経過したところで、ぽつぽつ気泡が出てきました。

30分経過では気泡は出ていますが20分からそんな大きな変化は見られません。

ここで温度を測ってみると、48℃とまだまだぬるま湯程度です。

45分でも見た目で大きな変化は感じられませんが、ほわっと湯気は出てきました。

温度はようやく50℃を超えました。

1時間経過でやっとこ60℃です。

1時間30分経過で66℃、ここで終了しました。

このペースで温度が上がったとしても、2時間たってもぐつぐつ沸かすとこまでは行きつくことはないかな?と結論に至りました。

せっかくなのででき上った66℃のお湯を飲んでみるとあったかくてほっこりはしますが、お茶を沸かすにはどうかなー?という感じです。

これならコンロで沸かす方がよっぽど早くて効率的です。

掃除のためのメッシュガードのはずし方

デカ暖にはご覧のとおり、前面と側面、上面までメッシュのガードが付いています。

安全のためのメッシュですが、このメッシュガードが付いたままだとお手入れの掃除がやりにくくてしょうがありません。

このメッシュガード、ネジで留めてあるわけではないので、少しコツはいりますが手だけではずすことができます

メッシュの内側の、燃焼筒の周りはほおっておくと、けっこうほこりがたまってきます。

メッシュガードをはずしてたまにはお手入れしてあげましょう。

ほこりがたまり過ぎると点火したときに、ほこりが焦げて焦げ臭くなる可能性があります。

メッシュガードは本体の6カ所の穴にひっかけて固定されています。

穴にさし込まれている部分は、簡単には外れないように少し角度をつけて曲げられています。

はずす手順は

① 左右どちらかの一番下の固定部分を手前に引っぱって穴から抜く

② 反対側も同じように手前に引っぱって穴から抜く

③ 抜けたところの上の個所も、同じように引っぱって穴から抜く

④ 反対側も同じように引っぱって穴から抜く ここまではずすとあとは上面の2ヵ所だけなので簡単にはずれます

中はけっこうほこりがたまっていました。

上面の黒い鉄板もほこりがたまっていました。

ついでにここも掃除しておきましょう。

メッシュガードの戻しかたは、はずしたときの逆の手順です。

上面二か所にひっかけて、中段、一番下の順番に穴にさし込んでいきます。

簡単なのでお手入れしてあげるようにしましょう。

まとめ

イワタニのカセットガスストーブ デカ暖は、デカというけど持ち運びも簡単で、火力は小型石油ストーブなみの暖かさなので小さな部屋だとこれだけで十分暖められるストーブです。

着火から暖かくなるまでも早いので、わが家ではお風呂場の暖房に活用しています。

なによりカセットガス1本で動かすことができるので、災害時やアウトドアでの利用が容易なのは大きな利点です。

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しかし、今回試したやりかたでは、やかんを乗せてお湯を沸かすのは効率的ではありませんでした。

アウトドアで使うのなら、別のバーナーでお湯を沸かした方が短時間で早くお湯を沸かすことができます。

今回やかんを乗せることは成功しましたが、別の方法も模索して、もっと早くお湯を沸かす方法が見つかったらまた紹介させていただきます。

また実際キャンプで使用したら、そちらも紹介させていただきます。

ありがとうございました。

2022年8月、新型のデカ暖Ⅱが発売されました。

こちらの記事のデカ暖と新型デカ暖Ⅱの比較レビュー記事も作成しましたので、ご覧ください。

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