香取製作所 ソロテーブルキット レビュー|2,000円台で作る木製ULテーブル 

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100均

こんにちは、『アウトドア 依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。

登山用のソロテーブルって、正直なくても山には登れます。

けど、2,000円台で、169gと超軽量、しかも自分で作れる、
そんなテーブルがあったらどうですか?

香取製作所の『ソロテーブルキット』は、木製の組み立て式ソロテーブルキット

一人分の食事を載せるには十分な広さがありながら、驚くほど軽いのが特徴です。

アルミやチタン製のULソロテーブルは、軽いものだと4,000〜5,000円、チタン製だと1万円を超えることも珍しくありません。

「便利そうだけど、その値段はちょっと・・・」

そう思って購入をためらっている人にこそ、試してほしい一台です。

こちらでは、香取製作所『ソロテーブルキット』の

・実測サイズ・重さ・耐荷重
・作り方
・自分好みの色に塗る方法
・代用できる収納ケース

を、写真付きで詳しく紹介します。

自分で作って、色を塗れば、世界に一つだけのULソロテーブルになります。

登山にテーブルは必要? あると圧倒的に便利な理由

登山では、できるだけ荷物を少なく、軽量化したいところです。

「荷物になるし、テーブルなんていらねぇよ・・」

という意見もありますが、ボクは山に行くとき、座布団マットソロテーブルをセットで持って行きます。

登山用の座布団についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。👇

サーマレストに負けない登山の座布団『モザンビーク ALMINUM MINI アルミナムミニ』レビュー
登山で使う座布団、モザンビーク アルミナムミニの紹介です。断熱性を試したところ、ほぼ冷気はシャットアウトしています。コンパクトに折りたためて、アルミの蒸着により高い断熱性があるので、季節を問わず山で使える座布団になります。

布団とテーブル、この2つがあれば、岩場だろうと草地だろうと、どこでも食事や休憩ができてしまいます。

山に行くと、登山道に休憩用のベンチや、見晴らしのいいスポットにベンチやテーブルがあったりしますが、初めて行く山だと、どこにあるか行ってみないとわかりません。

また人気の山だと、山頂にベンチがあっても、すでに休憩中の人が使っていて、けっきょく休憩場所を探す・・・なんてこともあります。

そんな時、座布団とテーブルがあれば、その場所がそのまま自分だけの休憩スポットになります。

またベンチがあっても、ソロテーブルがあると、食事やお箸をベンチに直接置かず、テーブルに置けて清潔です。

なので、少し荷物は増えますが、はじめて行く山には必ずテーブル・座布団をセットで持って行きます。

香取製作所『ソロテーブルキット』とは? 価格と特徴

香取製作所と聞いて、ピンとくる人は少ないと思いますが、
「サイレントピック」なら知っている人もいるかもしれません。

ギターの音を小さくする、累計30万枚以上売れているロングセラー消音ピックのメーカーです。

香取製作所のホームページはこちら

そんなギター用品のメーカーが、なぜキャンプの木工キットを?と気になって調べてみると、「かゆい所に手が届く製品」をコンセプトに、ジャンルを問わずアイデア商品を製作・販売している、ものづくりをしているメーカーでした。

香取製作所の製品一覧はこちら

スパイスボックスやコーヒードリッパーなど、キャンプで使える木工工作キットのシリーズも展開していて、今回紹介する『ソロテーブルキット』もその一つです。

キットの内容と価格

『ソロテーブルキット』は、切込みの入った、厚さ4mmの合板2枚に、必要なパーツがすべてセットになっています。

プラモデル感覚で、パーツを切り出して組み立てるだけの手軽さです。

完成すると、天板はA4サイズほどの広さがありながら、スマホより軽いソロテーブルになります。

しかもテーブルパーツの余白部分を利用して、鍋敷きが2個、スマホスタンドも1個、オマケで作れてしまいます。

これだけ揃って、お値段は2,000円台

市販のアルミ・チタン製ULソロテーブル(4,000〜5,000円台が中心)と比べると、まだまだ手が出しやすい価格です。

ボクが購入した当時は1,600円でしたが、今は少し値上がりして2,000円台になっています。

それでも、この内容とこの価格なら、十分に納得できます。

正直、購入時は「この値段なら失敗してもいいか」くらいの軽い気持ちでした。

けど実際に作って、色を塗って、使ってみると、ボクの登山スタイルにドンピシャはまり、想像以上に満足しています。

実測レビュー|重さ・サイズ・耐荷重をチェック

香取製作所『ソロテーブルキット』の完成品サイズは、幅290×奥行き205×高さ100mmです。

高さは100mmとありますが、地面から天板までの高さは実測83mmでした。

天板の広さはA4サイズほどあるので、一人分の食事を載せるには十分。

バーナーを置いても、まだまだ余裕があります。

重さは、メーカー公表値で130gとなっていますが、実際に測ってみると、塗装なし・テンションコード未装着の状態で151g。

塗装してテンションコードを含めると169gでした。

公表値からは+39gという結果です。

さすがに盛りすぎかな、と思いましたが、それでも十分に軽量です。

これまでボクが使っていた、雑誌『BE-PAL』2023年6月号の付録
『NANGA×BE-PAL ソロキャンテーブル』(245×210mm・381g)と比べると、天板は一回り広くなって、重さは半分以下になりました。

耐荷重は、メーカー公表値で1.2kg程度なら、ストレスなく使用できるとされています。

どこまで載せられるか、実際に試してみました。

2Lペットボトル2本(4kg)、3本(6kg)を載せても、壊れることはありませんでした。

ただし6kgだと、揺らすとかなりグラつくので、あまり重いものを載せるのはおすすめできません。

普段の山での食事なら、そこまで重いものは載せないので、1.2kgの耐荷重でも十分実用的です。

収納サイズは、テンションコードをゆるめて分解すると、290×100×16〜20mmになります。

板厚(4mm×4枚)だけなら16mmですが、テンションコードとコードストッパーの分を含めると、一番厚みが出る部分で20mmほどになります。

作り方は超簡単! 小学生でも組み立てられる自作キット

組み立てキットと聞くと、DIY初心者には難しそうに感じるかもしれません。

でも安心してください、作り方はとてもシンプルです。

香取製作所の公式サイトでも「ワークショップでお子様から大人まで人気」と紹介されているとおり、木工初心者でも組み立てやすいのが特徴です。

のこぎりも金づちも使わず、極端な話、素手だけでも組み立てられます。

ただし、

カッターナイフ
紙やすり

この2つがあると、仕上がりがぐっときれいになります。

手順は、大きく分けて2つだけです。

①合板からパーツを切り出す

合板にはあらかじめ切込みが入っていて、小学生がプラモデルを作る感覚でパーツを取り外せます。

ただし、パーツ同士が小さくつながっている部分があり、力任せに外すと木が欠けてしまうことがあります。

つながっている部分を見つけたら、カッターナイフで慎重に切り出すのがコツです。

切り出すパーツは、ソロテーブルが4枚、鍋敷きが4枚、スマホスタンドが2枚。

ボクも実際に作ってみましたが、細かいパーツはやはり欠けやバリができやすいポイントでした。

欠けやバリができても大丈夫です。

紙やすりで磨けば、簡単になめらかになります。

パーツを切り出したら、一通りチェックしてヤスリがけしておくと、非常に滑らかに仕上がります。

②パーツを組み立てる

パーツが揃ったら、あとは組み合わせるだけです。

天板パーツの出っ張りを、脚パーツの溝に差し込みます。

付属のテンションコード(ゴムひも)を指定の穴に通し、コードストッパーで留めれば完成です。

差し込んだだけの状態だとまだグラグラしますが、テンションコードでしっかりテンションをかけると、グラつきがなくなります。

塗装するだけで、ソロテーブルの耐久性と愛着がアップ

合板は真っ白な、いわゆるベニア板の状態です。

このまま山やキャンプで使うと、水も吸いますし、汚れもつきやすくなります。

汚れも「味」と割り切れるならそれでもいいですが、どうせなら、もうひと手間かけて好きな色に塗ってみませんか?

塗装すれば、水や汚れを防げるだけでなく、世界に一つだけのソロテーブルになり、愛着もぐっと増します

使ったのは、水性ウレタンニスです。

ニスにも種類がありますが、水性ウレタンニスは、においが少なく扱いやすいのが特徴です。

塗膜もしっかり硬くなり、水や汚れをはじいてくれます。

それでいて木の風合いも活かせるので、初めての塗装にもおすすめです。

今回ボクが選んだのは、和信ペイントの水性ウレタンニス、色は「つや消しオールナット」です。

和信ペイント 水性ウレタンニス つや消しオールナット

塗装の手順は、次の3ステップです。

①ヤスリがけ

パーツ全体に軽くヤスリをかけて、表面を整えます。

②ニスを塗って乾燥

ニスを塗り、しっかり乾燥させます。

しっかり保護したかったので、ボクはこの工程を2回繰り返す「2度塗り」をしました。

塗装すると、パーツの細かい溝部分に塗料が溜まり、乾燥すると固まって、パーツ同士のかみ合わせが悪くなることがあります。

乾燥後は、溝部分の内側を念入りにヤスリがけしておきましょう。

③仕上げのヤスリがけ

最後に、目の細かい#600の紙やすりで軽く仕上げます。

テンションコードを通せば、完成です。

「つや消し」を選びましたが、適度に落ち着いた光沢があり、ちょっとした高級感も出ました。

なかなかいい感じに塗れて、仕上がりはこんな感じです!

収納ケースは100均で代用できる

このキットは自作用なので、収納ケースは付属していません。

分解してパーツを重ね、コードで巻いただけの状態でザックに入れてもいいのですが、せっかく愛着がわいたので、専用の収納ケースを探すことにしました。

最初に使っていたセリアの『ペグケース』

最初に見つけたのは、100均「セリア」の『ペグケース』でした。

30cmまでのペグを収納できるサイズで、320×130mm。

カラーはブラックとグレーの2色展開です。

ソロテーブルのパーツを入れてみると、少しきつめではあるものの、きれいに収まりました。

ケース裏面の取っ手は不要だったので、カットしています。

ケース込みの重さは205g

ただ、使っているうちに気になる点が出てきました。

サイズがぴったりすぎて、出し入れがしにくいこと。

そして使い込むうちに、きつ過ぎて生地が擦り切れてきたことです。

今使っているペットボトル用『巾着クッションケース』

そこで改めて100均をめぐって見つけたのが、ペットボトル用の巾着クッションケース(1.5L用)です。

サイズは約330×150mmで、ペグケースよりも少し余裕があります。

素材はポリエステル・ポリウレタンで、クッション性もあり、口が巾着タイプなので、サッと入れてキュッと絞るだけ。

出し入れのしやすさは、断然こちらが上です。

ケース込みの重さは195gと、ペグケースより10g軽くなりました。

ペグケースも悪くはなかったのですが、今はこちらをメインで使っています。

100均以外だと、Amazonや楽天市場でも似たタイプのクッションケースが販売されています。

近くの100均で見つからない人は、こちらもチェックしてみてください。

まとめ|こんな人に香取製作所ソロテーブルキットがおすすめ

登山にソロテーブルが必要かどうかは、正直、その人の登山スタイル次第です。

ボクもまだまだ経験豊富とは言えませんが、初めて登る山には、必ずテーブルを持って行きます。

そして持って行くなら、できるだけ軽量で広めのものがおすすめです。

けど、軽量なソロテーブルは高価なものが多く、登山用品としての優先順位は低めになりがちです。

「そこまで予算をかけられない」という人にこそ、香取製作所の『ソロテーブルキット』はおすすめです。

こんな人に向いています。

・初めての山でベンチ待ちをしたくない人
・高いUL用品には手が出せない人
・モノを育てる過程も楽しみたい人

自作の手間はありますが、作り方は簡単です。

ヤスリがけや塗装といった手間をかけるほど、愛着もわいて、世界に一つだけのマイソロテーブルになります。

169gスマホより軽量で、A4サイズの広さがありながら、2,000円台という手が出しやすい価格帯なのもうれしいポイントです。

確かに高級なソロテーブルと比べると、耐久性や高級感では劣りますが、
「こんなの欲しかった」と思える、木の温かみのあるULソロテーブルです。

ありがとうございました。

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