こんにちは、『アウトドア 依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。
登山やハイキングに、どんなタオルを持って行っていますか?
山を登り歩き続けると、大量の汗をかくので、タオルは絶対持って行きますが、何枚も持って行くと、かさ張ってしまいます。
そんなとき、コンパクトになる吸収速乾タオルが一枚あれば、持ち運びも楽で、しっかり汗を拭けて、濡れてもすぐに乾いて、非常に便利です。
こちらでは、そんなおすすめの吸収速乾タオル『シートゥサミット ポケットタオル』を紹介します。
シートゥサミットのポケットタオルはコンパクトで速乾性に優れているだけではなく、ありがちな肌触りの悪い速乾タオルと違って、シルクみたいな柔らかい優しい肌ざわりなので、購入以来、気に入って、今では山に持って行くのに欠かせないアイテムの一つとなっています。
今回そんなシートゥサミット ポケットタオルの速乾性を見るために、4種類のタオルで乾く速さを比較してみましたので、最後までご覧ください。
登山に適したタオル
山でタオルは、汗を拭くだけでなく、手を洗って拭いたり、日焼け防止に首に巻いたり、熱中症対策に濡らして首に巻いたり、様々なシーンで活用できるので山での重要な必需品の一つです。
登山で使うタオルは
- 軽量かつコンパクト
- 吸水性が高い
- 速乾性が高い
ものが適しています。
限られた荷物の中で、できるだけ軽く、収納もコンパクトになるものが適しています。
暑い時期に山を歩いていると、平地とは比べ物にならないぐらいの汗をかくことがあるので、サッと拭くだけで大量の汗を吸収してくれるタオルは重宝します。
また大量の汗を拭きとっても、いつまでもジメジメべっとり湿っているものより、歩いている間に素早く乾いてくれるタオルは最高です。
普通のコットンタオルでも汗を拭きとれますが、かさ張るし、乾くのに時間はかかるので、コンパクトになる吸収速乾タオルは非常に便利です。
おすすめの登山タオルは『シートゥサミット ポケットタオル』
シートゥサミットは1990年に創設された、オーストラリアのアウトドアブランドで、シュラフとかスリーピングマットなんかの寝具系からクッカー、テントなんかのギアに力を入れているブランドになります。
『SEA TO SUMMIT』とは『海から山頂まで』っていう意味になり、大自然をほうふつとさせる、いいネーミングですよね。
日本語は表記はありませんが、SEA TO SUMMIT公式HPはこちら
ボクが愛用している『シートゥサミット ポケットタオル』は先に紹介した、軽量・コンパクト、吸水性、速乾性の条件を全て満たしています。
公式HPに記載のシートゥサミット ポケットタオルの特徴は
・吸収力、速乾性に優れるテクニカルウーブンファブリック
・自重の3倍の水を吸収
・パッキングに便利なEVAジッパーケースが付属
・ボタン付きのループを装備し、木の枝などに取り付けて干すことができます
・肌触りがソフトな表面仕上げ
・洗濯機で洗濯可能
の6点があげられています。
サイズはS、M、L、XLの4サイズで、カラーはセージ(グレーがかったグリーン)、デザート(ベージュ)、パルティック(ライトブルー)、アウトバック(オレンジ)、ムーンライト(ブルー)の5色展開になります。
軽くてコンパクト コンパクトなケースが付属
各サイズの重量・寸法は次のとおりです。
サイズ | 重量 | 寸法 |
S | 58g | 40×80cm |
M | 80g | 50×100cm |
L | 110g | 60×120cm |
XL | 175g | 75×150cm |
厚みは普通のコットンタオルと比べるとかなり薄く、日本手ぬぐいより少し厚いぐらいです。
ボクが愛用しているSサイズは実測では49g、ケース込みで70gです。
登山で使うなら、大きすぎても使いにくいので、一般的なフェイスタオルと同等サイズのSサイズ、40×80cmがちょうどいいです。
ケースはEVA素材のラウンドファスナー仕様で全面に開きます、
非常にコンパクトで、112×73×40mmサイズなので、手のひらにすっぽり収まるサイズで、ズボンのポケットにも収まります。
スナップボタン付きループが便利
あると登山でもけっこう便利なのが、ボタン付きのループです。
ポケットタオルには片側の端に一カ所付いています。
片側をループに通して首から下げたり、ループを使って木の枝に吊るして干したりできます。
普通に首から下げたり、カバンに引っかけていいるだけだと、気づかない間に落としてしまっていた…なんてことも、防ぐことができます。
シルクのような肌触り
ボクがこのポケットタオルで一番気に入っているのは、さらっとしたシルキーな肌ざわりです。
素材はリサイクルポリエステル100%マイクロファイバーなので、繊維の目が非常に細かく、シルクみたいな光沢があり、表面は柔らかくなめらかです。
よくあるマイクロファイバータオルって短い毛が細かく生えていて、吸水性はあっても触り心地があまり好きではないのですが、ポケットタオルは毛がないサラッとしたマイクロファイバーになります。
吸収力が高い
ポケットタオルは自重の3倍の吸収力があると説明があったので、本当にあるのか試してみました。
重量が49gなので、3倍の147g、約150mlの水を吸収できるのか?
どんどん吸収します!
しっかり吸いました!
自重の3倍、MAX150gは吸収できるはできましたが、さすがにびちゃびちゃ状態です。
普通に使っていて、ここまで吸収させることはないとは思います。
吸収も早く、山での大量の汗ぐらいなら、素早く余裕で吸収してくれます。
速乾性が高い
ポケットタオルは薄手のポリエステル100%のマイクロファイバーなので、乾きが早いです。
実際乾くのがどれぐらい早いのか、4種類のタオルで比較計測してみました。
比較したのは
・シートゥサミット ポケットタオル
・自宅にあった、わが家で一番ふかふかの綿タオル
・お気に入りのガンダムの日本手ぬぐい
・ワークマン 濡らしてひんやりクールタオル
の4種です。
乾いている状態から、一度完全に水に浸して水を含ませ、固くぎゅっと絞った状態から、ハンガーにかけて干して、どれぐらいで乾くか、10分ごとに重量を測ってみました。
・水を含んでいない乾燥時の重量
・水を含ませてぎゅっと固く絞った状態での重量
・その差額の絞った状態で含んでいる水分量
は以下のとおりです。
乾燥時 | ぎゅっと絞った時 | 含んでいる水分量 | |
ポケットタオル | 49 | 104 | 55 |
綿タオル | 78 | 203 | 125 |
日本手ぬぐい | 34 | 81 | 47 |
クールタオル | 51 | 114 | 54 |
一番重く、絞っても圧倒的に水分量が多いのが綿タオルです。
ポケットタオルでも、絞っても55gの水分を含んでいます。
日本手ぬぐいが、一番軽く、絞っても一番軽かったです。
ワークマンのクールタオルも薄手のナイロン×ポリエステル製のマイクロファイバータオルになり、その名前のとおり、濡らして⇒絞って⇒振ると、ひんやり感が出る、気化熱を利用した熱中症対策のタオルになります。
重量も含水量もポケットタオルとほぼ同等でした。
5月某日、外気温は23℃、日当たりのいいそよ風吹くベランダで干します。
10分ごとに計測した重量は次の表にまとめました。
乾燥時 | スタート | 10分 | 20分 | 30分 | 40分 | 50分 | 60分 | |
ポケットタオル | 49 | 104 | 84 | 71 | 62 | 54 | 49 | 49 |
綿タオル | 78 | 203 | 185 | 176 | 168 | 157 | 147 | 136 |
日本手ぬぐい | 34 | 81 | 62 | 52 | 43 | 37 | 35 | 34 |
クールタオル | 51 | 114 | 93 | 82 | 69 | 57 | 51 | 51 |
結果、1位が50分で、ポケットタオルとクールタオルが完全に乾きました。
圧勝とは行きませんでしたが、やはりポケットタオルの速乾性は高かったです。
クールタオルも気化熱を利用するマイクロファイバータオルなので、ポケットタオルと同等の乾きっぷりでした。
2位が日本手ぬぐいで、60分で乾ききりました。
厚さが一番薄く、含水量も最も少ないので乾燥も早く実質50分の時点で9割以上乾いていました。
綿タオルは一番含んだ水分量が多く、計測した60分では乾ききらず、最後もじっとりしていました。
シートゥサミット ポケットタオルは実質40分ではほとんど乾いている状態でした。
山で汗を拭く、使い方だと今回の実験よりも水分量も少なく、もっと乾くのは早いはずです。
汗を拭いても、歩いている間にどんどん乾きますので、常にカラッとした状態で汗を拭くことができます。
シートゥサミットのタオルは4種類
シートゥサミットはポケットタオル以外にも、3種類のタオルが発売されています。
- ポケットタオル
- エアライトタオル
- ドライライトタオル
- テックタオル
ポケットタオルは4つの中では一番バランスの取れて、一番人気のタオルです。
基本性能の吸収性・速乾性に優れ、肌触りがよく、ケースもしっかりしています。
エアライトタオルは4つの中で一番軽量で、収納は超コンパクトサイズ、速乾性も一番優れています。
少しでも軽くコンパクトなULタオルがいい方におすすめです。
あまりに薄いのでタオル感がなく、触り心地はポケットタオルには負けます。
ドライライトタオルは性能的にはポケットタオルとほぼ同じですが、肌ざわりはスエード調で、少し違い、気持ちいいです。
ケースがメッシュポーチになっています。
テックタオルは4つの中でも一番毛足が長いので、一番かさ張りコンパクトさはありませんが、その分一番吸収力があるタオルになります。
それぞれ価格はほとんど同じぐらいなので、自分に合ったものを見つけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
山ではコンパクトで速乾性の高い、吸収速乾タオルが最適です。
シートゥサミット ポケットタオルは
・コンパクト
・吸収性が高い
・速乾性がある
・肌触りがいい
吸収速乾タオルです。
コンパクトなEVAケースで登山に持って行くにもかさ張らず、大容量の吸収性がありつつ、普通のコットンタオルと比べて圧倒的に速い速乾性があり、シルクのような優しい肌触りのマイクロファイバータオルなので、ハイキングはもちろん、トレッキングにも、登山にも活躍してくれるおススメのタオルです。
ありがとうございました。
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