みなさんこんにちは、『アウトドア 依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。
山小屋といえば、富士山や日本アルプスなど「標高の高い山で泊まる宿泊施設」というイメージを持っていると思いますが、奈良県にも山小屋があるのをご存知ですか?
奈良県南部には大峰山脈という、「近畿の屋根」と呼ばれる高峰が集中する一帯があり、大峰山脈の主峰にして近畿最高峰の『八経ヶ岳』(標高1915m)のお隣、『弥山(みせん)』には『弥山小屋』という山小屋があり、八経ヶ岳を登る際の宿泊施設として利用できます。
こちらでは
- 弥山小屋ってどんな山小屋
- 弥山小屋へのアクセス方法
- 弥山小屋の予約方法
- 弥山小屋の利用料金
- 弥山小屋の管理人さん
- 弥山小屋の施設
- 初めて山小屋に泊まるとき、用意しておいたらいいもの
を紹介します。
八経ヶ岳に登り、弥山小屋を利用する際の参考にしてください。
『弥山小屋』ってどんな小屋?
『弥山小屋』は、「八経ヶ岳」のお隣、標高1895mの『弥山(みせん)』山頂から徒歩3分に建つ、2階建ての山小屋です。
Wikipediaの「弥山」によると、60年以上の歴史のある山小屋のようです。
山頂の弥山小屋は厚生省が1957年(昭和32年)に建設[24]。その後幾度か改修が行われ、近年は1995年(平成7年)に改修されて宿泊施設・発電設備が充実した小屋となった。
Wikipedia 『弥山 (奈良県)』から引用
また30年ほど前に、現在の今上天皇陛下が皇太子時代にお立ち寄りになられたこともある、由緒ある山小屋です。
日本百名山にして近畿最高峰の『八経ヶ岳』まで30分とアクセスがいい立地なので、『八経ヶ岳』に登る際には欠かせない山小屋です。
『弥山小屋』の情報は「天川村公式サイトの観光ページ」に、ちょろっと載っていますが、正直「これだけ?」って思うぐらいの情報量で、あとは「ヤマレコ」に最低限の情報は掲載されています。
最近は『弥山小屋』の管理人さんが「X(旧Twitter)」で情報発信されていて、そちらの情報がかなり参考になりますので、気になる方はぜひそちらもご覧ください。
弥山小屋の年間営業期間は、4月~11月の約半年間で、冬期は休業されます。
「X」の管理人さん情報によりますと、2024年の営業は4/29~になります。
冬期は小屋は営業されていませんが、小屋新館横の「避難小屋」は解放されているそうです。
管理人さん作の『弥山小屋』周辺の地図です。
『弥山小屋』へのアクセス
弥山小屋は天川村から八経ヶ岳に登る途中にあります。
天川村から登ると、メジャーなルートは二つ、
- 「八経ヶ岳登山コース」(行者還(ぎょうじゃがえり)トンネル西口スタート)
- 「川合八経ヶ岳コース」(天川川合スタート)
の二つがあります。
車だとどちらのルートにもアクセスできますが、公共交通機関で電車とバスを利用するなら「川合八経ヶ岳コース」(天川川合スタート)になります。
「八経ヶ岳登山コース」(行者還トンネル西口スタート)
行者還トンネル西口の「弥山登山口」には『弥山登山口駐車場』があり、1日1,000円で停めることができます。
人気の登山ルートのため、土日はかなり早い時間で満車になります。
「弥山登山口」から『弥山小屋』までは4.0km 約3時間。
そのまま「八経ヶ岳」まで行って、往復して「弥山登山口」に下りても、9.8km 約6時間半なので、このルートだと『弥山小屋』に泊まらなくても日帰りも可能です。
「川合八経ヶ岳コース」(天川川合スタート)
天川村役場近くの「川合登山口」から登るルートになります。
車だと天川村役場に無料で止めることができ、徒歩数分で「川合登山口」まで行けます。
電車とバスの利用だと、奈良交通の「天川川合」バス停で下りて、バス停から「川合登山口」まで500m 約10分で歩けます。
「川合登山口」から『弥山小屋』までは、11.2kmと長く、普通に歩くと6~7時間ほどかかり、『八経ヶ岳』も回って「川合登山口」までの往復だと23.4km 11時間以上かかるロングルートなので、よっぽどの猛者出ないと、日帰りは難しく、この「川合八経ヶ岳コース」だと『弥山小屋』泊はほぼ必須です。
電車とバスを使った「天川川合」までの行き方や、このルートの詳しい紹介はこちらの記事で紹介しています↓↓↓↓↓
予約方法
『弥山小屋』の予約方法は、
- 電話
- SMS(ショートメッセージ)
- 「X(旧Twitter)」のDM(ダイレクトメッセージ)
- LINE
での受付になります。
予約の電話番号は、090-2223-1332 でこちらは管理人さんの携帯電話番号になります。
山では、電波が悪いとつながらないこともよくあるみたいで、最近SMS(ショートメッセージ)、「X(旧Twitter)」のDM(ダイレクトメッセージ)、LINEでの予約も受け付けられるようになりました。
予約は、以下の予約内容を
・名前
・人数
・食事(夕食・朝食・弁当)
・当日のルート
をお伝え、もしくは送信するとOKです。
LINEアプリの「友だち追加」で下のQRコードを読み取ると、管理人さんとLINEで「友だち」になり、トークで送信できるようになります↓↓↓↓↓
宿泊部屋は大部屋のほかに、個室も用意されていますが、予約時に何も伝えなければ、大部屋になります。
個室は3人部屋、4人部屋、5人部屋とあり、全部で6部屋、希望すれば部屋の指定もできるので、予約時に相談してみましょう。
食事は
・1泊3食 (夕食・朝食・弁当)
・1泊2食(夕食・朝食か弁当)
・1泊1食(夕食のみか、朝食のみ)
・食事なし(素泊まり)
から選べます。
またテント泊の方は予約は不要で、現地に来て、場所は「早い者勝ち」になります。
小屋まで来たら、記帳して、料金を支払い、番号札を受け取って、受付けは完了です。
受け取った番号札はテントの見えるとこに貼ります。
ボクは電話で予約のとき「何かいるものありますか?」と聞いたら、「モバイルバッテリーは持ってきてください。」と教えていただきました。
確かに小屋が混みあってたら、全員にコンセントの貸出しはできないので、自分のスマホのモバイルバッテリーぐらいは用意して持って行くようにしましょう。
1泊2日で山に行くなら、一般的なスマホなら10000mAhあれば、2回は充電できて安心です。
天候状況などでの、やむを得ない場合のキャンセルも受けていただけます。
連絡は早いに越したことはありませんが、「この天気だと、どうしよう?」と当日まで悩むこともあると思います。
ただ当日の午後になると、すでに夕食の準備に取り掛かっていることもあるので、できたら当日の午前中にはキャンセルの連絡は入れるようにしましょう。
また夕食は5時からで、それに合わせて2時、3時ぐらいから夕食の準備に取り掛かられますので、到着が遅れそう場合も、早めに連絡は入れるようにしましょう。
宿泊料金
宿泊料金は「X」にもアップされており、以下のとおりです。
- 1泊3食(夕食・朝食・弁当):10,000円
- 1泊2食(夕食・朝食か弁当):9,000円
- 1泊1食(夕食のみ):8,000円
- 素泊まり:6,500円
- テント泊:1人1,000円
上記のテント泊以外の料金は、大部屋の料金になります。
大部屋が苦手な方には、個室も用意されています。
個室の利用には、上記料金にプラス個室料金がかかります。
3人部屋・4人部屋・5人部屋と用意されていて、
- 3人部屋:上記料金 + 3,000円
- 4人部屋:上記料金 + 4,000円
- 5人部屋:上記料金 + 5,000円
※1人でも2人でも、3人部屋なら +3,000円、4人部屋なら +4,000円、5人部屋なら +5,000円の個室料金がかかります。
個室にするなら、人数が増えるほどお得です。
山小屋で個室ってぜいたくですね。
けど「初めての山小屋で大部屋は緊張する」、とか「大部屋で周りの音が気になって寝れるかな?」、って方には個室がおすすめです。
また、実は個室は大部屋と、布団もちょっと違うようなので、ボクも次、行った時は個室にしてみようかな、って考えています。
※2024年から食料費高騰のため、上の写真の料金表は料金変更が投稿されています。※
管理人さん
『弥山小屋』を一人で切り盛りされている管理人さんがこちらの、『渡邊』さんです。
2023年4月から管理人になられた、天川村出身の27歳です。
「X(Twitter)」も『弥山小屋 管理人』のアカウントで渡邊さんが投稿されています。
「X」は2023年5月から開設したばかりなので、まだ投稿はそこまで多くありませんが、アンケート取ってお客さんの意見も取り入れたり、小屋をよくしようって気持ちが伝わる投稿が随所に見られます。
最近だと「山ノート」を始められていました。
お酒好きなのかな? 「X」でちょいちょいお酒の入荷情報も発信されています。
そして「腰痛」持ちみたいですので、暖かい目でみてあげましょう。
今回ボクが小屋に泊まってお世話になったとき、平日で空いていてお仕事に余裕があったのか、けっこうおしゃべりさせていただきました。
「お客さんと話しするのが好き」って言ってたので、お仕事のじゃまにならない程度に、どんどん話しかけてみましょう。
基本お一人で小屋のお仕事はこなされるみたいですが、繁忙期にはご家族がお手伝いに来られることもあるそうです。
『弥山小屋』各施設
今回ボクが利用して、見てきた『弥山小屋』のいろんな施設を紹介します。
『弥山小屋』は2階建てで1Fに「大部屋」・「食堂」・「乾燥室」・「洗面所」・「トイレ」・「更衣室」があり、2Fに「個室」があります。
玄関・土間
玄関を入ると、横に長い土間になっています。
外履き用のサンダルはたくさん用意されています。
軽い散歩や、夜、星を見に外に出るとき使いました。
テント泊の方や、通りがかりで『弥山小屋』の売店を利用されたい方は、呼び鈴を鳴らして、ここで売ってもらえます。
乾燥室
玄関入ってすぐ左手に、濡れたものを乾かしておく、乾燥室が用意されています。
到着して濡れたものがあったら、まずはここに干しましょう。
畳3畳ほどでしょうか?除湿器が2台置いてあり、ハンガーもたくさんあります。(今回折りたたみハンガーを用意して持って行きましたが、全く使いませんでした。)
ボクは小屋に着く直前に雨に降られて、ずぶ濡れで到着しましたが、レインウェアや、汗で濡れたTシャツ、ショートパンツ、帽子、タオルなんかを到着してすぐに全て乾燥室に干して、一晩おいておいたら、翌朝にはカラッと乾いていました。
宿泊部屋
部屋は1Fに大部屋が3部屋、2Fに個室が6部屋あり、今回ボクは大部屋を利用したので、そちらを紹介します。
ボクが利用したのは1Fの大部屋「1号室」でした。
1F食堂前に長い廊下があり、「1号室」から「3号室」まで並んでいます。
以前、泥だらけのザックを部屋に持ち込みされて、お布団を汚されてことがあるそうで、ザックは部屋に持ち込み禁止になっています。
ザックは廊下に置いて、必要なものだけ部屋に持ち込みします。
大部屋「1号室」は真ん中に通路があり、両側に畳敷が上下二段に敷かれていて、全部で20人収容できます。
部屋全体が大きな二段ベッドのような感じです。
一人分のスペースは約1.5~2畳ほどで、布団一式(敷布団・掛布団・毛布・枕)あるのみです。
山小屋によっては、布団を使うのに、『インナーシーツ』や『インナーシュラフ』が必要、というところもありますが、『弥山小屋』ではなくてもOKです。
食堂・売店
食事は、この食堂でいただきます。
全部でテーブルが15卓あったので、60人ぐらいは余裕で座れます。
食事の時間は、夕食が17時、朝食が6時になります。
普段の生活からすると、かなり早めの時間ですが、山を歩いた後なので17時でも全然食べられました。
この日の夕食は「豚の生姜焼き」でこんな感じでした。
配膳は、食堂に入るとすでに各テーブルにセッティングされていて、ご飯とお茶は自分で入れて、食べ終わったらトレーごと「食器返却口」の棚に持って行く、セルフサービス形式です。
食事以外の時間も食堂を利用できますが、食事の準備もあるので、時間のルールがあります。
けど、ボクが利用した平日はお客さんも少なく空いていたので、19時以降も「使っていいですか?」って管理人さんに声をかけたら、「どうぞ」って言っていただけました。
小屋の中の「売店」は、食堂にあります。
ポテチとか、パンとか、チョコとか、レインコートとかいろいろあります。
飲み物は冷蔵庫から冷たいものを出してきてもらえます。
お値段は写真のように、下界に比べると高いですが、標高1900mまで運んでくる労力を考えると、決して高くないし、山の中でも、ほしいときにポテチやコーラがいただけるのは、ホントありがたいです。
ボクは飲めないですが、お酒もビールにチューハイ、管理人さんの仕入れによっては日本酒にハイボール、焼酎もあったりするみたいですので聞いてみましょう。
また山歩きに欠かせない飲み水も1Lで100円、500mlなら50円で水筒に入れてもらえます。
あと山の記念バッジ三種、『八経ヶ岳』『弥山』『大峰山』、各700円もここで買えます。
一番人気は『八経ヶ岳』、二番は『弥山』です。
小屋では、売店を利用するのに、ちょこちょこ小銭がいるので、登る前に100円玉は多めに用意しておきましょう。
トイレ
弥山小屋の中のトイレは1Fの奥にあります。
小屋の外の公衆トイレは「協力金」100円が必要ですが、中のトイレは、宿泊客は無料で利用できます。
最初、「山小屋のトイレって、どんなのやろ?」思っていましたが、普通に水洗トイレでした。
しかも、ちゃんと「きれい」にされていて、臭いもなく、洋式便座もあり、気持ちよく使えました。
ただ下界のトイレと違うところは、紙は便器に流さず、汚物入れに入れるです。
便器の横にゴミ箱が置かれているので、使った紙は流さず、そこに入れます。
それ以外は本当に普通にきれいなトイレでした。
洗面所
1Fの大部屋のならぶ廊下に洗面所があります。
こちらの水は麓から汲み上げた貴重な水なので、節水を心がけて、洗濯とかしないようにしましょう。
また山では化学物質を含む歯磨き粉は、自然界では分解されないので、環境に配慮して使わないことが山のルールです。
そんな山小屋での歯磨きには、化学合成成分を一切含まず天然由来成分で作られていて、環境にも優しい「オーラルピース」がおすすめです。
お風呂・更衣室
残念ながら『弥山小屋』には「お風呂」はありません。
なのでボクは『ボディシート』と『ドライシャンプーシート』を持って行きました。
一日山を歩いて、いっぱい汗をかいたので、さっぱりしたい方は、『ボディシート』と『ドライシャンプー』でスッキリしましょう、
ボディシートはたいがい20~30枚入りで、そのままだとけっこうかさ張るので、「必要な枚数+2枚」ぐらいをジップロックに入れて持って行けば、コンパクトにでき荷物量を減らせます。
ボクは全身くまなく拭くのに3枚使いました。
だけど体を拭くのに、女性のかたが大部屋で脱いでってできないですよね。
『弥山小屋』では、女性用に更衣室があります。
女性トイレの隣のカーテンで仕切られたスペースです。(今回、更衣室の写真は撮っていないのでありません。)
今回、平日で空いていたので、管理人さんに断って、ボクも更衣室をお借りしました。
弥山小屋の携帯電話の電波状況
今回、家族には、「山ではたぶん電波が入らないので、下山するまで連絡つかなくなるよー」と言って家を出ました。
弥山小屋に着いてスマホを見ると、「ギリ1本アンテナ立ってる!」とちょっとびっくりしました。
ボクの携帯キャリア会社は電波の弱いことで定評のある「楽天モバイル」だったので意外でした。
おかげで、「無事、山小屋着いたよ~」って家族にも連絡ができて、YouTubeで「登山後のストレッチ」動画を見てストレッチをし、布団に入って寝る前のルーティン、スマホでマンガを読むいつも通りの習慣をこなして眠りにつくことができました。
各携帯キャリア会社のHPから、電波のエリアマップで弥山小屋周辺の状況を確認してみました。
左から「docomo」「au」「Softbank」「楽天モバイル」です。
「docomo」と「Softbank」はマップに一切色が付いていないので電波は来ていませんが、「au」と「楽天モバイル」は弥山神社から八経ヶ岳方面にかけて色が付いていて、電波が届きます。
おそらく「楽天モバイル」のこのエリアは、パートナー回線として「au」の回線を借りているエリアなのでしょう。
なので、小屋では弱いながらも、「au」と「楽天モバイル」は電波が入ります。
また小屋の食堂には「docomo」の電波増幅器が設置されているので、その周辺だと、「docomo」の電波は使えるようです。
だけど管理人さんが、「この近くだと使えるけど、ちょっと離れると一気に弱くなる」とこぼしていました。
最近、予約の電話もなかなかつながらず、電波には苦労している投稿が「X」でも散見されます。
小屋での気温・服装
弥山小屋は標高約1900mなので、平地と比べると気温はかなり低いです。
夏の7・8月でも最高気温は20℃ちょっと、最低気温は10℃台まで下がりますので、夏でも長袖・長ズボンがあった方がいいです。
平地だと過ごしやすい5月、6月・9月、10月だと、最低気温は10℃以下、なのでやフリースなど冬物が必要です。
管理人さんいわく、「昔、GWに雪が降ったこともある」そうです。
11月~4月の間は最低気温が氷点下まで下がりますので、ダウンなど完全冬装備で臨みましょう。
「tenki.jp」で、年間各月の最高気温・最低気温が確認できるので、登る月の気温を参考にしてください。
「星空」と「日の出」
山小屋での醍醐味に「星空」と「日の出」があります。
小屋の周りにはに明かりが一切ないので、天気がよければ、満天の星を見ることができます。
が、ボクは今回、天気に恵まれず星空は見ることができませんでした。
また朝は、『弥山小屋』から歩いて1~2分にある『国見八方睨』(くにみはっぽうにらみ 国見八方覗とも書くみたい)という広場から日の出を拝むことができます。
国見八方睨は弥山の南東端の切り立った崖の上にあるので、東方面が全開で見渡せます。
今回ボクが朝5時に起きて見に行くと、ほぼ快晴で、ちょっと雲はありましたが、低い雲で雲海になり、その幻想的な眺めに感動しました!
日が昇ると、八経ヶ岳が朝日を浴びて、本当にきれいです。
『弥山小屋』に泊まった際は、ぜひ日の出を見てください。
日の出は、実は国見八方睨まで行かなくても、一室だけ小屋の2階の個室からも見えると、管理人 渡邊さんから教えてもらいました。
その部屋を予約取りたいなら、予約時に「右の一番奥の個室」とか「日の出の見える個室」と伝えてもらえば分かるそうなので、ぜひ聞いてみましょう。
初めての山小屋 用意しといたらいいもの
ボクが今回初めて山小屋に泊まって、用意しておいたらいいな、と思ったものを紹介します。
- モバイルバッテリー・充電ケーブル
- ボディシートとドライシャンプー
- 耳栓とアイマスク
- インナーシュラフ
モバイルバッテリー・充電ケーブル
先にも紹介しましたが、スマホを使う人はモバイルバッテリーは必須です。
忘れず充電ケーブルも一緒に持って行くようにしましょう。
ボディシートとドライシャンプー
お風呂のない山小屋では、汗を拭きとり、さっぱりするのに、ボディシートとドライシャンプーを持って行きましょう。
安眠用 耳栓とアイマスク
予約した部屋が大部屋なら、寝るとき同室の他の方の「気配」や「いびき」「寝言」はどうしても気になります。
特に小屋が混んでいて距離が近いとなおさらですので、安眠のために耳栓とアイマスクはおすすめです。
耳栓やアイマスクは、100均のトラベル用品コーナーでも売っていて、安く買うこともでき、特に今の100均の「耳栓」は、かなり優秀で遮音性が高く、ボクは普段から愛用しています。
が、アイマスクに関しては100均のものは、ペラくてすぐにズレますので、3D立体型がおすすめです。
インナーシュラフ・インナーシーツ
インナーシュラフ・インナーシーツはシュラフ(寝袋)の中に重ねて使う、薄手のシュラフで、山小屋だと布団の中に入れて、布団に直接触れないようにする衛生対策として使います。
今回、弥山小屋ではインナーシュラフ・インナーシーツは、なくてもOKでしたが、山小屋によっては衛生対策として必須や推奨するところも多く、今後もいろんな山小屋にも行ってみたいので、購入しました。
収納バッグに入れると、ペットボトルを一回り大きくしたぐらいの大きさで、使うと肌触りもよく、保温性も上が、丸洗いもできるので、山泊やキャンプする方にはおすすめです。
まとめ
『弥山小屋』は、近畿最高峰『八経ヶ岳』に登る際に利用できる、奈良県天川村にある山小屋です。
八経ヶ岳まで30分でアクセスでき、天川村からの長い登山ルートで八経ヶ岳に登る際に、泊まれます。
電話やLINEでの事前の予約をすれば、食事も用意してもらえ、大部屋から個室まであるので、初めてで大部屋に抵抗がある方でも安心して泊まれます。
お風呂はありませんが、乾燥室も整っているので、雨でぬれた場合も乾かすことができ、売店ではお菓子や飲み物、お酒も購入できるので小屋泊を充実させてくれます。
朝は小屋から徒歩1分の場所から、感動レベルの日の出を見ることができるので、泊まった際はぜひご覧ください。
今回ボクは初めての山小屋泊でしたが、弥山小屋は設備も整っており、管理人さんの人柄もよく、いろいろおしゃべりさせていただけたので、楽しく泊まることができました。
八経ヶ岳に登り、弥山小屋を利用される際の参考にしてみてください。
ありがとうございました。
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