こんにちは、『アウトドア依存症注意報』の管理人の「みらはつ」です。
今日は冬の登山での定番小物アイテム、「ネックウォーマー」について紹介します。
ネックウォーマーって、全アウトドアブランドが販売しているんじゃないか?というぐらい、たくさんの商品がありますが、みなさんは何を基準に選んでいますか?
ボクも選んだ時、たくさんの商品の沼にはまり、どれを選んだらいいか、わからなくなりました。
ボクが選んだ基準は、暖かいのはもちろん、肌触りがよくて、首の後ろにドローコードが付いていて、通気性がいいものを基準に選びました。
ネックウォーマーって口を覆うと、呼気でマスクみたいに、口元が臭くなりませんか?
今回紹介するのはミレーの「ポーラ エルゴ ネックゲイター」は、口元が立体裁断で、鼻の形に合うよう形状記憶樹脂が入っていてピッタリフィットするけれど、ポーラテックフリースにより通気性がよく、さらに口に当たる部分が消臭素材になっているので、呼吸による口元の臭いを抑えてくれます。
ポーラテックフリースの肌触りのよさと、暖かさ、高い通気性を兼ね備えた、ポーラ エルゴ ネックゲイターは高機能なネックウォーマーとなっています。
ミレーって?
まずミレーってどんなブランドでしょう?
ミレーは1921年創業の、老舗の総合アウトドアブランドです。
100年以上の歴史をほこるフランスのブランドで、数々の高機能な登山用品を作ってきたメーカーです。
1950年にフランスの登山隊がミレーのザックで、ヒマラヤの8000m峰登頂に成功した実績で、一流登山用品メーカーになった歴史を持っています。
今も高機能なウェアや、ザックなどの多くの優れた登山用品を作り続けているアウトドアメーカーです。
ミレー ポーラ エルゴ ネック ゲイター
ミレーからは、ネックウォーマーは何種類か販売されていますが、ポーラ エルゴ ネック ゲイターは、軽くて、保温性、速乾性を備えた高機能なネックウォーマーです。


ミレー公式オンラインストアのポーラ エルゴ ネック ゲイターはこちら
カラーと、重量、大きさ
カラーはブラックとネイビーの二色展開。


重量は40gと軽く、初めて手に取ったとき、軽くて意外と薄いな、感じました。
けど、この軽さと薄さで、思った以上に暖かでした。
首を覆う面積は大きめで、以前使っていてワークマンのネックウォーマーと並べてみると、高さがあり縦長です。

ミレーのロゴは黒系の糸で刺繡されているので、主張は控えめです。


素材はポーラテックのPolartec® CLASSIC MICROフリース
素材にポーラテック社のPolartec® CLASSIC MICROフリースを採用しています。


ポーラテック社は、今では当たり前に誰もが着ている「フリース」を、アウトドアブランドの「パタゴニア」と初めて開発した、アメリカの素材メーカーです。
ポーラテック社の素材は、多くのアウトドアブランドや、米軍の戦闘服にも採用されています。
毛足は短めなフリースですが、やわらかくて肌触りがめちゃくちゃよくて、軽いです。


それでいて、ポーラテックのフリースはちゃんと体温を閉じ込めて暖かさを保ちつつ、通気性がちゃんとあるんですよね。
だから山登って汗をかいても、首回りが蒸れ蒸れになることがありません。
またポーラテックのフリースは、ほかのフリースと違って洗濯を繰り返しても断熱能力が損なわれず、毛玉もできにくいそうです。
特徴・機能
形状はいわゆる「筒状」で、頭からすっぽりかぶるタイプのネックウォーマーになります。




首の後ろにくるところに、調整用のドローコードがあるので、絞ってストッパーで留めると、首周りのすき間を縮めることができるので、すき間風が入ってくることもありません。






寒いときには口元、もしくは鼻・耳までずり上げて、ドローコードできっちり留めると、ずり落ちてくることもありません。
ただストッパーが小さめなので、手袋しながらだとちょっと扱いにくいです。





サングラスをして、ネックウォーマーをここまで上げるとかなり怪しいですが、本当に寒いときは、そんなこと言ってられません。
縦長なので、鼻まで上げても、首から肩にかけて出てくることもなく、しっかり鼻から首まですべてカバーして寒気から守ってくれます。
さらに個人的にも気に入っているのが、口回りの造りです。
口・鼻に当たる部分は、立体裁断になっていて、マスクのように、縁に形状記憶樹脂のワイヤーが入っているので、鼻の形にフィットさせることができます。



このノーズワイヤーと背面のドローコートでしっかり固定して、ずり落ちをかなり軽減してくれます。



そして、口に当たる部分には、フリースの上から消臭素材が当てられているので、ネックウォーマー内の、マスクのような呼吸による臭いを軽減してくれます。


通気性
けど、この消臭素材でせっかくのポーラテックの通気性が損なわれるのでは?、と懸念が出てきたので、口に当たる部分の通気性をチェックしてみました。
水筒に熱湯を入れて、ホカホカの湯気が出ているところに、ポーラ エルゴ ネックゲイターの口の部分をかぶせてみました。


密閉されてしまうのでは?とちょっと心配でしたが、しばらくするとネックゲイター越しにうっすら湯気が上がってきて、みるみるネックゲイターの表面に水滴ができて白くなってきました。



口元の通気性もしっかり確保されていました。
実際、山でも2年冬季に使ってきましたが、わりと汗をかいても、べたべたになることはありませんでした。
またメガネ族としては、鼻まで上げて使うとき、メガネが曇ってしまうとストレスになりますが、通気性もあるので、そこまでメガネは曇りません。
それでも曇ってしまうときは、メガネクリンビューを使います。
まとめ
冬は低山でも、ネックウォーマーは必需品です。
首には太い血管(頸動脈)が通っているので、首を暖かく保つことで寒さを大幅に和らげてくれます。
ネックウォーマーは比較的安価に購入できるので、1個はぜひそろえておきたい冬の小物です。
ただネックウォーマーは世にあふれていて、冬山ではどれを使ったらいいか迷われるかもしれませんが、ミレーの ポーラ エルゴ ネック ゲイターはおすすめです。
薄くて軽いけど暖かく、幅広なので鼻から首まですっぽり覆ってくれます。
ドローコードと、立体裁断・鼻ワイヤーで、鼻や口まで上げてもずり落ちません。
またポーラテック フリースは柔らかな肌触りでいて、通気性もあるので、蒸れもかなり抑えられます。
ぜひネックウォーマー選びの参考にしてみてください。
ありがとうございました。
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