こんにちは、『アウトドア 依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。
登山で座布団があると、休憩のとき、すごく便利です。
ボクは登山に【ざぶとん】を持って行くようになって、どこでも座って休憩できるようになりました。
ボクが使っている座布団、モザンビークのアルミナムミニはクッション性はそこそこだけど、断熱性があって、非常にコンパクトに畳めるサーマレストに負けない座布団です。
こちらではモザンビークの座布団、アルミナムミニの詳しいレビューを紹介します。
また優れた断熱性を、実際に温度測定して検証してみましたのでご覧ください。
登山で座布団
登山の休憩で、座るところに困ったことはありませんか?
山では休憩するとき、必ずベンチがあるとは限りません。
固い岩や、草や砂利の地面、またベンチがあっても濡れていたり、冬の冷えっ冷えのベンチには、座るのにためらってしまいますよね。
そんなとき、「ザブトン」があれば、躊躇することなく座って休憩することができます。
登山に座布団を持って行くメリット
- 固い岩や砂利の上でもお尻が痛くならずに休憩が取れる
- 冷たいベンチや濡れているベンチでもお尻を冷やさずに休憩が取れる
- 汚れたベンチや地面でも、汚れを気にせず腰を下ろして休憩できる
- 汚れた地面でも荷物を置くことができる
登山に座布団を持って行くデメリット
- 荷物が増える
- ザブトンを出したり、片づけたりするのがめんどくさい
山に持って行く荷物は増えますが、休憩の質が上がり、休憩後のモチベーションもあがりますので、山での座布団スタイルはおすすめです。
山で使える座布団は、多くのメーカーから様々な座布団が販売されていて、どれを選んでいいのか悩みます。
座布団の選び方の記事もありますので、ご覧ください。
こちらではボクが使っているおススメ座布団 モザンビークのアルミナムミニを紹介します。
モザンビーク (Mozambique)とは
アウトドアのマットといえば、サーマレストが有名ですが、今回のモザンビークはどんなメーカーなのでしょう?
モザンビーク (Mozambique)は2019年に設立されたまだ新しい、東京にあるアウトドアメーカーです。
機能性のある高品質な商品でありつつ「かっこいい商品がいい商品」とデザイン面でも妥協しない姿勢で商品開発を取り組む、新進気鋭のアウトドアブランドです。
商品ラインナップはまだ多くありませんが、すでに販売されているマットやテーブル、チェアなどは高い評価を受けており、今後の商品展開が期待されます。
販売は主にAmazon、楽天市場などのネットでの販売が中心になります。
モザンビーク 「ALMINAUM MINI アルミナムミニ」
今回紹介するアウトドア座布団「ALMINAUM MINI アルミナムミニ」もAmazonや楽天市場で高いレビュー評価を受けています。
特徴
アルミナム・ミニは表面にアルミ蒸着されている、八つ折りにたためるコンパクトなクローズドセルマットになります。
モザンビークのスリーピングマットとして高い評価を得ているアルミナムフォームのコンパクトなザブトン版です。
数あるアウトドア用の座布団の中から、ボクがモザンビーク 「ALMINUM MINI アルミナムミニ」を選んだ理由は
- 断熱性の高いアルミ蒸着加工がされている
- 八つ折りに折りたたむと、ザックに入れて持ち運びできる15cmのコンパクトな収納サイズになる
- カラビナ付きの専用収納ポーチが付属している
が決め手になりました。
数あるザブトンの中でもアルミ蒸着されている座布団はそんなに多くありません。
アルミ蒸着の座布団は、サーマレストの『Zシートソル』か、デカトロンの『トレッキング フォームパッド TREK PAD』ぐらいしかありません。
表面にアルミ蒸着加工されていると、地面からの熱を遮ると同時に、自身から発する体温を跳ね返し保温性を高めてくれます。
夏はアルミ面を地面に向けると地面からの地熱を遮り、冬はアルミ面を上に向けて使うと、自分の体温が跳ね返ってきて暖かさがアップします。
サイズ・重量
広げた状態でのサイズは41×28cmで、登山での座布団として申し分ありません。
厚みは9mmと少し薄く、心もとなく感じますが、凹凸のないフラットな面の厚みで9mmとなり、凹凸のある個所では凹凸を込みで計測すると、約14mmあり、そこそこのクッション性があります。
この凹凸がクッション性を生み出し、また座っても空気の層が生まれるので保温性に一躍買っています。
凹凸のおかげで、地面に置いても、小さな隙間ができていることが分かります。
重量は公式では卵2つ分の76gとありましたが、実際に計測してみると、本体だけで54.2gと公表より21.8gも軽量でした。
ちなみにカラビナ付きの専用ポーチ込みでも69gと、公式表記よりも軽量でした。
収納サイズ
折りたたんだ状態でのサイズは、公表で11×15×7.5cmとコンパクトですが、実際に測ってみると、若干小さく、10.8×14×7.8cmありました。
専用のポーチに入れるとこんな感じです。
ポーチはメッシュでしたが、個人的にはちょっと濡れたままでも収納できるよう、防水ポーチが良かったです。
素材 耐久性 クッション性
素材はXPEフォームと呼ばれる、架橋ポリエチレンが使われています。
耐久性もあり、防水性もあるので、登山ではガシガシ使っていけます。
山で使って汚れたら、帰ってから丸洗いにすることもできます。
よく断熱性を表す数値で、『R値』と呼ばれる数値がありますが、最近はモザンビークの商品には記載がありません。
実際、どれぐらいの数値なのか気になって、メーカーに問い合わせてみましたが、「R値のテストは行っていないので、不明」と返事がありました、
クッション性は個人的には十分かと思っておりますが、サーマレストと比べて固めという意見を何件か見かけました。
使ってみて
購入以来、登山にはモザンビークのアルミナムミニは必ず持って行くものの一つに加えられました。
実際に使ってみて、おおむね満足はしていますが、ここはちょっと・・・という点もありましたので、紹介します。
よかった点
- 使いたい時にサッと広げて使えて、撤収時にはサッとパタパタたたんで収納できる、設置と撤収の簡単さ
- アルミ蒸着の断熱性
- 汚れたら洗える
- 値段の安さ、コスパが高い
先日、雪の金剛山に行ったときベンチはあったのですが、雪の降る中での休憩になりました。
ベンチは冷たいし濡れていましたが、ザブトンのおかげで気にすることなく、ゆっくり休憩をとることができました。
また、別日にはどうしてもベンチがなく登山道わきの少し開けた空き地で地面に直接敷いて休憩でしたが、汚れることを全く気にせず、休憩できました。
地面ではさすがに汚れてしまいましたが、帰って丸洗いできました。
いまいちな点
- カラビナ付きはいいが、メッシュのポーチが入れにくい
先にも書きましたが、メッシュポーチよりはスルッと入れれるナイロン系のポーチが良かったです。
それ以外では今のところ不満らしい不満はありません。
冷たさをここまで遮る! 遮熱・断熱力
雪の積もった山でも断熱性は体感しましたが、実際どれぐらいの遮熱性があるのか、計測してみました。
用意したのは強力な保冷剤、ロゴスの『氷点下パック』です。
キンキンに冷やしたこの保冷材の上にアルミナム・ミニを置いて、冷たさを遮るか、温度計で計ってみました。
まずは『氷点下パック』の表面が何℃か測ってみました。
測ってみると【-5.1℃】、さすがは『氷点下パック』です。
そして何もない状態で『アルミナムミニ』の表面の温度を計測します。
【16.9℃】と暖かくも冷たくもありません。
そして『氷点下パック』の上に『アルミナムミニ』を乗せて10分置いて、『アルミナムミニ』の表面が何℃か測ってみました。
【15.2℃】と、1.7℃下がっています。
ここからさらに10分経過して測ってみました。
【14.3℃】とさらに0.9℃下がりました。
20分でマイナス2.6℃と、なかなか保冷材の冷たさを遮っています。
まあ【-5.1℃】のベンチや地面ってなかなかないの思うので、普通の登山であれば十分すぎる遮冷性ではないでしょうか。
しかも座布団としてお尻に敷いていれば、自分自身からも熱を発するので、ほぼ冷たさは感じることはありません。
まとめ
モザンビークのアウトドア座布団『アルミナムミニ』は、優秀なキャンプマット『アルミナムフォーム』のコンパクト版で、クッション性はそこそこだけど、表面をアルミ蒸着加工されていて、断熱性があって、非常にコンパクトに畳めるサーマレストに負けない座布団です。
アルミ蒸着は夏には地面の熱を遮り、冬は地面の冷たい冷気を遮りつつ自分の発する熱を閉じめてくれます。
八つ折りにたためるので、15cmまでの長さにコンパクトになり、ザックの中にも、サイドポケットにも入り、カラビナ付きの収納ポーチも付いているのでザックの外側に吊るすこともでき、持ち運びに困りません。
保冷剤を使って遮冷性を試してみても、十分すぎるほど冷気を遮っていました。
夏でも冬でも季節を問わず、登山での休憩を快適にしてくれる『ざぶとん』です。
ありがとうございました。
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