みなさん、こんにちは、『アウトドア依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。
山やキャンプで、自分で料理を作って食べる料理は格別ですが、せっかくの料理が焦げ付いてしまったり、食べた後に焦げ付いた鍋やフライパンを洗うのって、ちょっとテンション下がってしまいます。
けどふっ素コーティング加工がされているクッカーだと、焦げ付かずサッと拭き取れて、お手入れ楽チンです。
そんな便利なふっ素コーティングですが、クッカーってたくさん売られているけど、どれがコーティングされていて、どれがコーティングされていないのかが、分かりにくい・・・
そこで今回こちらでは「コーティングされたおすすめクッカー」を集めてみましたので、紹介します。
こちらの記事では、各種コーティングの紹介、ふっ素加工のメリット・デメリット、コーティングクッカー14選を紹介しますので、焦げ付くクッカーに嫌気がさした方は、クッカー選びの参考にしてみてください。
焦げないんじゃなくて、焦げ付かないフッ素コーティングクッカー
まず『フッ素コーティング加工』って何?から。
数多くの調理用品を販売されている和平フレイズさんのHPの説明がわかりやすかったので紹介します。
ふっ素樹脂加工は簡単に言うと、ふっ素というくっつきにくくなる成分を含んだコーティングの事です。高温に耐える事ができる上に非粘着性とすべり性がある為、フライパンの内面をふっ素樹脂加工する事で食材がくっつきにくくなりお手入れもしやすくなります。
和平フレイズHP 『ふっ素樹脂加工ってどんな加工?』から引用
だからくっつきやすい、お肉とか卵を焼いてもフライパンでサラサラと踊るんですね。
けど優れたふっ素加工コーティングだからって、焦げなくなるわけじゃありません。
ふっ素加工されていても、強火でガンガン焼くと、食材はしっかり焦げますが、がちがちの焦げが鍋にこびりつくのを、軽減してくれます。
だから焦げても、さっと拭き取ることができて、お手入れは楽になります。
クッカーのコーティング加工いろいろ ノンスティック加工
クッカーのコーティングは「ふっ素加工」が有名ですが、それ以外にもいろんな加工コーティングがあります。
- フッ素コート テフロン加工
- マーブルコート
- ダイヤモンドコート
- セラミックコート
- チタンコート
ざっと上げても調理用品のコーティングいろんな種類があります。
アウトドア用のクッカーでは「ふっ素樹脂加工」とか「ふっ素コーティング」とかの表記がされているものもありますが、『ノンスティック加工』という表記でされていることもあります。
英語でnon stick=くっつかないの「ノンスティック」です。
『ノンスティック加工』と説明があるクッカーは、何らかのコーティング加工されているクッカーとなります。
よく聞く「テフロン加工」もふっ素加工の一種です。もともとふっ素加工は1938年、アメリカのデュポン社で発明され、その後デュポン社の商標登録として広く世間に認知され、何かコーティングされているフライパンは「テフロン加工されてる」、と言われるまでになりました。
他にも「マーブルコート」や「ダイヤモンドコート」、「チタンコート」もふっ素コーティングの一種です。
「マーブルコート」は、ふっ素樹脂+マーブル(大理石)の粉混ぜたコーティング、「ダイヤモンドコート」はふっ素樹脂+ダイヤモンドの粉を混ぜて作ったコーティング、「チタンコート」は、フッ素加工樹脂に金属のチタンを混ぜて、コーティング加工がされているクッカーのことです。
普通のフッ素樹脂加工 ⇒ マーブルコート ⇒ ダイヤモンドコート ⇒ チタンコート の順に摩擦に強く丈夫で、高価になっていきます。
セラミックコーティング加工は、セラミックの塗料をコーティングしたものです。
セラミック加工はふっ素加工に比べて耐熱温度が400℃以上と高く、またキズにも強く、ふっ素加工に比べて化学物質が含まれていないので安全と言われています。
現在調理器具にはいろんなコーティングがありますが、アウトドア用クッカーのコーティングは、ふっ素加工が主流で、少ないながらマーブルコート、セラミックコート、チタンコートがあります。
ふっ素加工コーティング クッカーのメリット・デメリット
ふっ素加工のメリット
①こびりつきにくく、焦げ付きにくい
なんといっても、くっつきやすい食材でもこびりつきにくく、焦げても焦げ付きにくい点がふっ素加工の一番のメリットです。
②お手入れしやすい
またこびりつきにくさは、洗うときにも、その効果を発揮し、さらっと洗い流せて、お手入れが楽チンです。ただし洗うときはコーティングを傷めてしまう金属製のたわしなどは厳禁です。
③少量の油で、調理できる
食材がくっつきにくいので、少ない油で調理できます。油の摂取を控えめにしたい健康志向の方にはありがたいですね。
ふっ素加工のデメリット
ふっ素加工はお手入れ簡単で扱いやすいクッカーですが、デメリットもあります。
① 劣化による耐用年数が短い
ふっ素加工は永遠ではなく、どんなに大事に使ってきても、使っているうちにコーティングがはがれてきて、いつしかくっつくようになり、焦げ付くようになってしまいます。
そうなると残念ながら買い替え時です。
耐用年数は、使用頻度や使い方にもよりますが、山で使うなら家使用頻度が庭用ほど高くないので2~5年ぐらいでしょうか。大事に使えばもう少し使えるかと思います。
ふっ素加工クッカーは、いつかはコーティングがはがれて、買い替え時がくる消耗品として割り切って使わざるを得ません。
②急激な温度変化や、高温に弱い
これは①につながりますが、ふっ素コーティングは急激な温度変化に弱い性質があり、使った直後の熱々の状態で水をかけて冷やすとコーティングの劣化を起こしやすくなります。
一度劣化して部分的にでもコーティングがはがれると、どんどん剥がれが広がっていきます。
また長時間、高温で加熱するとコーティングを痛めます。一般に260℃を超えると劣化が始まりますので、長時間の空焚きは厳禁です。
③空焚きしすぎると有害ガスが発生する・・・かも
これも空焚きがダメな一つですが、空焚きで加熱しすぎ、360℃を超えると有害ガスが発生するといわれています。
なのでふっ素加工のクッカーは、火力には気を付けて、できるだけ強火は避けて使うほうが、長持ちして健康にもいい結果となります。
フッ素コート加工 丸形クッカーセット7選
ここからはふっ素加工されたアウトドア用のクッカーを紹介します。
まずは二つの鍋やフライパンがセットになった丸形クッカーセット商品です。
① コールマン パックアウェイ(TM) ソロクッカーセット
コールマンのパックアウェイ(TM) ソロクッカーセットは丸形の900mlと400mlのお鍋二つのクッカーセットです。
収納サイズφ12.5×15(h)cmで、重量250gと比較的軽量なクッカーで、どちらの鍋にもふっ素コーティングが施されています。
定価は6,600円とちょっと高めですが、Amazonや楽天で4,500円ほどで販売されています。
ソロ用にぴったりな汎用性の高いクッカーなので、これがあれば山での調理の幅が広がります。
② コールマン パックアウェイ(TM)クッカーセット
1.7lの大型鍋と、フライパン、さらに蓋まで付属した至れり尽くせりセットです。
フライパンはφ16.5cm、鍋はφ15.3×9(h)cmあり、収納サイズでφ18.5×14(h)cmとちょっと大型です。
重量も480gとずっしりなので、登山よりキャンプ向きです。
定価は8,800円で、Amazon・楽天では7,000円前後の実売価格とちょっとお高め。
2~3人の本格的に調理する人向けです。
③ プリムス イージークックNS・ソロセットM
プリムスでは、「イージークック」と名の付くクッカーが3種類販売されていますが、ふっ素加工されているのは、この『イージークックNS・ソロセットM』のみです。(NSがノンスティックの意味。「ミニキット」「ソロセットS」はコーティングはありません。)
お鍋は1000㎖と500㎖のセットで、収納サイズがΦ12.5×14.5㎝の重量262gなので、①のコールマン パックアウェイ(TM) ソロクッカーセットとほぼ同サイズ・重量のライバルです。
コールマンに比べ、プリムスはリーズナブルで、定価が4,730円の、Amazon・楽天の実売価格:3,500円ほどとコスパがいい。
造りもしっかりしていて、大きい鍋は注ぎ口も付いていて、コスパが高く使いやすいいいクッカーです。
④ プリムス ライテック トレックケトル&パン
鍋とフライパンをそろえたいならこちら、プリムスのソロ用、1.0L鍋とフライパンのセットです。
フライパンが付いていますが、収納サイズΦ13×H14.5cmとコンパクトで、重量280gとそこそこ軽量です。
定価は4,950円ですが、Amazonの実売価格が2,830円とコスパ抜群です。
個人的にはフライパンが内径11cmと、ちょっと小さくて物足りない… フライパンが皿ぐらいにしか使えなさそう、な気がしてしまう。
コンパクトな鍋とちょっとしたフライパンが欲しい方にはピッタリです。
⑤ キャプテンスタッグ アルミ製マウントクッカー12cm UH-4108
コスパ王、鹿番長のお鍋と、皿(蓋)のセットはコンパクトで軽量で低価格なクッカーセットです。
皿はフライパンとして使えるかな?とも思ったけど、高さが2cmしかなく、持ち手もないので、どっちかというと皿ですね。 もちろん加熱はOKなので、リフターを使えばフライパンとして使えます。
鍋は760mlあるのでソロでも十分。収納サイズ外径132×高さ71mm、重量195gと、軽量コンパクトさは今回のクッカーセットの中では一番です。
プリムス ライテック トレックケトル&パンと悩むところです。
定価は4,500円で、Amazon・楽天で3,000円前後とさすがは鹿番長のコスパです。
⑥ キャプテンスタッグ アルミ製マウントクッカー14cm UH-4109
⑤のアルミ製マウントクッカー12cmの一回り大きい14cmバージョンです。
鍋は1.1Lあり、ふたは持ち手も付いているのでちゃんとフライパンです。
収納サイズは154×高さ75mm、重量は295gとなり、⑤の12cmより重くなりますが、料理の幅は広がります。
定価は5,500円で、Amazon・楽天市場では3,500円前後と安いので中国製か?と思ってしまいますが、キャプテンスタッグさんのクッカーは何気に新潟県燕三条で作られている、日本製なのです。
また⑤の12cmは、⑥の14cmの中にスタッキングできちゃいます。
⑦ VASTLAND クッカー 2点セット Sサイズ & Mサイズ
VASTLAND(ヴァストランド)のクッカー2点セット SサイズとMサイズで、いずれもふっ素加工が施されています。
VASTLAND | サイズ | 容量 | 重量 | 価格 |
クッカー 2点セット S | 直径11cm×高さ13㎝ | ポット / 550ml カップ / 300ml | 230g | 2,780円 |
クッカー 2点セット M | 直径13cm×高さ15㎝ | ポット / 850ml カップ / 400ml | 285g | 2,980円 |
ヴァストランドさんの魅力は価格の安さ! Sサイズが定価2,780円の、Mサイズが2,980円と3,000円切ってきます。
Amazon・楽天でも基本定価販売ですが、セールがあるとさらに安くなることもあります。
フッ素コート加工 フライパン 7選
フライパンも7選紹介します。
フライパンはコーティングも多彩で、ふっ素コートはもちろん、マーブルコート、チタンコート、セラミックコートと様々なコーティングフライパンがあります。
⑧ モンベル アルパインフライパン ディープ
モンベルはクッカーも豊富で、鍋、フライパン、クッカーセットと、たくさん販売されていますが、数あるクッカーの中でふっ素コーティング加工されているクッカーはフライパンだけです。
フライパンは、アルパインフライパン16・18・20と3サイズ展開されていて用途に応じて選べます。
ただこの「16」「18」「20」は一見サイズのようですが、cmサイズにあらず、そのまま16cmではありません。
直径は
アルパインフライパン16なのに18cm、
アルパインフライパン18なのに約20cm、
アルパインフライパン20なのに約22cm
なのです。なぜ…?
モンベル フライパン | サイズ | 容量 | 重量 | 価格 |
アルパインフライパン 16 ディープ | Φ18×5cm | 1.01L | 194g | 2,640円 |
アルパインフライパン 18 ディープ | Φ19.7×5.5cm | 1.34L | 217g | 2,970円 |
アルパインフライパン 20 ディープ | Φ21.8×6.6cm | 2.1L | 260g | 3,300円 |
16ならソロ用、18なら2人、20なら2~3人、と使い分けができ、それぞれのサイズで蓋も用意されています。
高さも「ディープ」というだけあって5cm以上あり、炒め物でも鍋としても重宝されるサイズ感です。
価格もさすがはモンベル、良心的な価格です。
ただ、モンベルはAmazonや楽天ではなかなか取り扱いがなく、あっても定価以上とかもありますので、モンベルに限っては、正規店で購入するのが間違いないです。
またそれぞれのサイズの蓋(リッド)も別売りで用意されています。
⑨ ユニフレーム 山フライパン17cm・山フライパン17cm 深型
ユニフレームのその名も『山フライパン』17cm、高さが4cmの通常の浅型タイプと、高さが6.5cmの深型タイプの二種類があり、いずれもふっ素加工のフライパンです。
サイズ | 容量 | 重量 | 価格 | |
山フライパン17cm 浅型 | Φ17×4cm | 0.8ℓ | 170g | 3,630円 |
山フライパン17cm 深型 | 約Φ17×6.5cm | 1.3ℓ | 205g | 3,850円 |
深型だと、調理をしてても食材がこぼれないし、容量1.3Lあるので鍋としても使えて万能です。
ただその分かさ張るので、スタッキングやザックのパッキングに悩むかも。
深型は、見た目は雪平鍋ぽいですけど、フライパンとして、鍋として調理の対応力が高く、出番が多くなります。
もともと定価が浅型で3,630円、深型で3,850円とわりと安めに設定されていますが、Amazonや楽天でもほぼ値引きされておらず、特に深型は在庫切れもしばしば。
⑩ キャプテンスタッグ ふっ素樹脂加工 ミニフライパン 16cm UH-4112/たためるミニパン 16cm UH-4111
キャプテンスタッグの『ふっ素樹脂加工 ミニフライパン 16cm』は軽くて安いので、フライパン欲しいけどお高いのは・・という方にはおすすめのフライパンです。
Amazonのレビューも1500件を超えて、★4.3です!
収納サイズは外径170×高さ38mm、重量135gの超軽量です。
キャプテンスタッグのHP見ていると、『たためるミニパン 16cm』というフライパンもありますが、スペック、定価は全く同じです。
型番が【UH-4112】と【UH-4111】の1番違いなので、旧型・新型なのかな?とも思いますが、違いは「箱入り」で売られているか「台紙入りのブリスターパック」で売られているかぐらいしか見分けられませんでした。
定価はいずれも2,500円ですが、Amazon では【UH-4111】が1,300円、【UH-4112】が1,564円、果たしてこの価格差は?
まずは山のフライパンが欲しい方におすすめです。
⑪ エバニュー アルミフライパン マーブル #18 / #16
エバニュー(EVERNEW)のマーブル模様のアルミフライパンです。18cmと16cmがあります。
マーブル柄ですが、表記は『フッ素樹脂加工』となっています。これもマーブルコートになるのかな?
サイズ | 容量 | 重量 | 価格 | |
アルミフライパン #16 マーブル | 径163×深さ40mm | 750ml | 210g | 4,180円 |
アルミフライパン #18 マーブル | 径184×深さ45mm | 1,100ml | 255g | 4,400円 |
エバニューのフライパンの中では一番歴史のある商品になります。
サイズ16はソロ用に、サイズ18はペアにちょうどいいサイズです。
定価は#16 が4,180円、 #18が4,400円ですが、Amazonでは#16が3,574円、#18が3,654円です。
フライパンってわりと武骨なスタイルなものが多いですが、マーブルって他にはない見た目で、ちょっとかわいいので、ほかの人とかぶりたくない方におすすめです。
⑫ エバニュー U.L. Alu.Pan 20cm・18cm・16cm・14cm
エバニュー(EVERNEW)のU.L. Alu.Panは、その名の通りウルトラライトなフライパンで、チタン並みに軽量です。
サイズは20cm・18cm・16cm・14cmの4種類。用途に合わせて選べます。
サイズ | 容量 | 重量 | 価格 | |
U.L. Alu.Pan 20cm | 径200×深さ50mm | 1,500ml | 172g | 8,140円 |
U.L. Alu.Pan 18cm | 径180×深さ50mm | 1,200ml | 150g | 7,920円 |
U.L. Alu.Pan 16cm | 径160×深さ50mm | 900ml | 134g | 7,700円 |
U.L. Alu.Pan 14cm | 径140×深さ50mm | 600ml | 117g | 7,480円 |
コーティングはふっ素コートではなく、よりコーティングの強いチタンプラズマコーティング加工が施されています。
アルミながらDura-Liteという特殊なアルミを採用することで、アルミの熱伝導率そのままで、チタン並みの軽量性を誇っています。
ただ非常に薄いアルミを使っているので、どうしても焦げやすさは避けられないので、火加減には要注意です。
これだけの技術が詰め込まれているので、定価は一番小さくても7,480円、大きい20cmだと8,140円とお値段はちょっと割高です。Amazonでもすべて6,000円台です。
とにかく軽量なコーティングフライパンなら、これ一択です。
エバニューさんはフライパンの種類も豊富で、どれを選んだらいいのか、悩まれるならエバニューさんのHP内にある、『よ~く見たら家でも使えるぞ EVERNEW製品 フライパン特集』が参考にできます。
⑬ プリムス ライテック セラミックフライパン
プリムスのライテック セラミックフライパンは、ちょっと大きめの20cmで、セラミックコーティング加工が施されたフライパンです。
サイズは外径21.5×高さ5㎝、重量290gと、山用としてはちょっと大きめで重めですので、キャンプ向きのフライパンです。
けどセラミックコーティングは魅力です。
定価は7,150円とお高めですが、Amazon や楽天では4,000円台でも販売されています。
⑭ MSR セラミックフレックス スキレット
MSRのセラミックフレックス スキレットも20cmで、フュージョンセラミック加工のフライパンです。
収納サイズは20.4×4.9cm、重量180gと、⑬のプリムスと同サイズですが、100g以上軽量です。
しかも見た目がかっこいいんですよね~!
定価は7,700円ですが、Amazonでは6,600円で販売されています。
ちなみに、MSRでは一回り小さい18cmで、セラミックではないノンスティック加工の『クイック スキレット』もあります。
ふっ素加工は過信しないで、クッカーを焦がさない工夫で長持ちさせる
フッ素コーティングは便利だけど、デメリットで述べましたが、意外と繊細です。
ふっ素コートでやってはいけないことは
- 高温での空焚き(本数の少ないソーセージの焼きなども)
- 調理での金属製のへらを使う
- 洗うときに硬い金タワシなどで洗う
- 熱いまま水につける
などはコーティングの劣化を誘い、劣化を早めるので極力避けましょう。
また焦げない工夫も必要です。
- 調理の際、強火は使わず、火力は弱火から中火までで
- 調理の際、バーナーの上に『バーナーパッド』を載せて、そのうえでクッカーを使う
コーティングクッカーはアルミ製のクッカーに施されていることが多く、アルミは熱伝導率が高いので、弱い火力でもすぐに全体に熱が伝わります。
無駄に火力が強いと底からすぐに焦げてきますので、ちょっと弱いかな?と思う火力から開始して、ちょっとずつ火力を上げていくと、焦げ付きを抑え燃料の節約にもつながります。
また山用のバーナーは炎が一点集中型のバーナーが多く、バーナーの火が当たっているところから焦げ付いていることが多いです。
そこでバーナーの上に『バーナーパッド』を載せることで、炎を拡散させて、熱をマイルドにして鍋全体に火力が当たるようになり、鍋底の一点に集中的に炎が当たって焦げ付くことを抑えることができます。
またバーナーの五徳にバーナーパッドを載せることで、五徳の上でのクッカーの安定感が増しますので、おすすめです。
ユニフレームのバーナーパッドが有名ですが、けっこう数百円ぐらいからも販売されていて、100均ダイソーでは、220円でも販売されています。
まとめ
フッ素コーティングされたクッカーですと、山やキャンプで料理をしても、「こびりつき」や「焦げ付きを」抑え、お手入れを簡単にしてくれます。
特に水の使用を制限される登山では、使い終わったらウェットティッシュでふき取るだけで、片づけれるので非常に便利です。
しかしフッ素コーティングは空焚きや、急激な温度変化に弱く、劣化してくると、こびり付いてきて買い替え時を迎えます。どんなに大事に使ってきても数年ほどの耐用年数になるので、消耗品として考えて使いましょう。
アウトドア用クッカーで、フッ素コーティングされたクッカーはよく探すと、けっこうあります。
ちなみに、ボクは今は『プリムス イージークックNS・ソロセットM』のクッカーセットを愛用しています。
少しでも長く使うために、強火の火力には気を付けて、バーナーパッドを使っての調理をお勧めします。
フッ素コーティングクッカーで、楽しい山での料理を、より充実したものにしてみませんか?
クッカー選びの参考にしてみてください。
ありがとうございました。
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