こんにちは、『依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。
2021年に紹介したイワタニのカセットガスストーブ『デカ暖』が今年(2022年)8月モデルチェンジし、新たに『デカ暖Ⅱ』が発売されました。
前作の『デカ暖』と見た目がガラッと変わり、丸いフォルムの優しい印象になりました。
外観以外の使い勝手や火力はどうなのでしょう?
今、購入するならどちらがいいのか、『デカ暖』⇒『デカ暖Ⅱ』と使ってきたボクが、新作の『デカ暖2』と前作の『デカ暖』とどこが違うのか徹底紹介します。
新たに『デカ暖Ⅱ』を購入しようか検討中の方、あるいは『デカ暖』を使っているけど『デカ暖Ⅱ』に買い替えようか迷っているアナタ、ぜひ参考にしてみてください。
2021年12月にアップした前作イワタニの『デカ暖』CB–STV–DKDの紹介記事はこちらになります。
イワタニ カセットガスストーブ 新型『デカ暖Ⅱ』CB-STV-DKD2はどんなストーブ?
イワタニは1969年(昭和44年)日本で初めてカセットコンロとカセットガスを販売した、言わずと知れたカセットコンロなどガス関連機器を製造販売している大手メーカーです。
「デカ暖」はイワタニのカセットガスを燃料とするストーブシリーズで8年間続くロングセラー商品となっています。
初代の「CB-STV-HPR」は2014年に発売され、商品名にはまだ「デカ暖」の名前は付けられておらず「カセットガスストーブ ハイパワータイプ」とストレートなネーミングでした。
翌2015年にマイナーチェンジで2代目「カセットガスストーブ ハイパワータイプHPR2」「CB-STV-HPR2」が発売され、さらに2016年、3代目となる「CB-CGS-HPR」が発売され、商品名が「カセットガスストーブ ハイパワータイプ “デカ暖”」となりここで初めて「デカ暖」を名乗るようになりました。
そして2018年、前作の4代目となる「CB-STV-DKD」「カセットガスストーブ“デカ暖”」が発売されましたが、ここまでの4台はいずれも最大発熱量:1.35kW(1,150kcal/h)とスペックは同じで、見た目の形状もほぼ同じで、デザインのカラーリングが変更されてきただけのようです。
そして前作から4年の2022年、8年間受け継がれてきたデザインを一新し、5代目となる「CB-STV-DKD2」「カセットガスストーブ“デカ暖Ⅱ”」が発売されました。
イワタニ カセットガスストーブ“デカ暖Ⅱ” 公式HPはこちら
デカ暖の
のデカ暖の特徴は初代から一貫して
- 電池も電源も不要でカセットガス1本で点火できる
- 3層構造の熱溜め燃焼筒で小型石油ストーブに匹敵する暖かさ
- 軽量でコードレスだからどこでも簡単に持ち運びできる
- 4つの安全装置を搭載した安心設計
を継承しており、災害時やキャンプでも活躍するロングセラー商品となっています。
デカ暖Ⅱはそんなこれまでの特徴を受け継ぎつつ、8年目にしてデザインを一新した新型カセットガスストーブです。
『デカ暖Ⅱ』と『デカ暖』スペック比較
ではデカ暖Ⅱはこれまでのデカ暖とどこが違うのかスペックを見ていきましょう。
デカ暖Ⅱ | デカ暖 4代目 | |
商品コード | CB-STV-DKD2 | CB-STV-DKD |
最大発熱量 | 1.35kW(1,150kcal/h) | 1.35kW(1,150kcal/h) |
連続燃焼時間 | 約2時間30分 | 約2時間30分 |
本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 361×311×364mm | 349×280×408mm |
重量 | 約4.3kg | 約4.1kg |
安全装置 | ・不完全燃焼防止装置 ・立消え安全装置 ・転倒時消火装置 ・圧力感知安全装置 | ・不完全燃焼防止装置 ・立消え安全装置 ・転倒時消火装置 ・圧力感知安全装置 |
カラー | アイボリー | ウォームホワイト |
メーカー希望小売価格 | 30,800円 | 26,400円 |
スペック上、燃焼系の数値や安全装置はまったく同じです。
ですので最大発熱量1.35kW(1,150kcal/h)やカセットガス1本での燃焼時間2時間30分も変わりはありません。
違う部分はデザインが変更されたので、本体サイズと重量が変わりました。
デカ暖Ⅱの方が横幅が広くなり、高さが低くなり、重量は200g重くなりました。
またカラーも同じホワイト系ですが、オフホワイトから温かみのあるアイボリーに変わっています。
メーカー希望小売価格もデカ暖が26,400円からデカ暖Ⅱが30,800円と値上げされていますが、Amazonや楽天市場での実売価格はここまで高くありません。
デカ暖Ⅱ | デカ暖 4代目 | |
Amazon | 14,600円 | 15,000円 |
楽天市場 | 14,169円 | 20,832円 |
2022年12月調べですと、新型のデカ暖ⅡがAmazonでも楽天市場でも最安値だとメーカー希望小売価格の半値以下で販売されています。
『デカ暖Ⅱ』と『デカ暖』の違い (写真で比較)
一番大きな違いのデザインをデカ暖Ⅱとデカ暖をならべて比較してみます。
正面から見るとスペック値どおり、横幅はデカ暖Ⅱの方が広く、高さはデカ暖の方が高くなります。
横から見て分かるように、デカ暖は上面が傾斜していましたが、デカ暖Ⅱは上面がフラットになり物が置けるようになりました。
また横から見ると本体の奥行きは、ほぼ同じぐらいに見えます。
スペック上だと奥行きはデカ暖Ⅱが311mm、デカ暖が280mmで、デカ暖Ⅱの方が広くなっています。
ですがデカ暖Ⅱは持ち手を後ろに倒せるようになっていて、持ち手を後ろに倒した状態で311mmとなります。
持ち手を抜きにすると、デカ暖Ⅱで263mm デカ暖で264mmですので本体のみの奥行きはほぼ同じになります。
また横から見て分かるように持ち手が変わりました。
デカ暖は固定式の持ち手が両サイドに付いていたので、両手でしか持てませんでしたが、デカ暖Ⅱは可動式の持ち手に変わり片手で持てるようになりました。
上から見ると本体の面積はほぼ同じぐらいです。
デカ暖は上面までメッシュでガードされていましたが、デカ暖Ⅱは上面にはメッシュガードはありません。
どちらも背面下にボンベ取付口があります。
開くとこんな感じです。
ボンベの挿し込み口や構造はほぼ同じです。
どちらも右側面にスイッチの器具つまみが付いています。
デカ暖は本体から出っ張っていますが、デカ暖Ⅱは本体に入り込んでいるので、一体感がありすっきりしたデザインです。
デカ暖は角ばっていて取っ手もつまみも出っ張っていますが、デカ暖Ⅱは丸いフォルムで取っ手も細くつまみもすっきりしているので、洗練された印象です。
メッシュガードを外すとこんな感じで、どちらの燃焼筒はまったく同じです。
黒いのは使用して焼けているからです
本体サイズ(幅×奥行×高さ)は寸法図はデカ暖Ⅱ:361×311×364mm、デカ暖:349×280×408mmになりますが、どちらも取っ手を含んでのサイズになります。
取っ手を含んで横幅サイズがデカ暖Ⅱで355mm、デカ暖で349mmとなりますが、デカ暖の方が取っ手が太いので、本体のみの横幅だとデカ暖Ⅱの方が幅広になり、暖かい熱の出る幅も若干広くなります。
『デカ暖Ⅱ』と『デカ暖』、どっちがおススメ?
新型デカ暖Ⅱのデカ暖から改良されている点は
- 可動式の取っ手で片手で持ち運びできるようになった
- ストーブ上面がフラットになり、やかんなどが置けるようになり、収納しやすくなった
2点です。
片手で持ち運びできるようになった点は大きなメリットです。
片手でも持ちやすいので、キャンプのときなど多くの荷物を運ばないといけないときなど、一度に何個かの荷物が運べるのはありがたいです。
重さはデカ暖Ⅱになって200g重くなりましたが、持ちやすいので、女性でも重くなったことも気にせず持ち運びできます。
また上面がフラットになったので、そのままやかんも置けるようになりました。
ストーブファンも置けるので、購入してデカ暖Ⅱでも使えるのか試してみようと考えています。
上面がフラットになったのと同時に、高さも低くなり、さらに前デカ暖に比べてスイッチつまみの出っ張りもなくなり、全体に引っ掛かる箇所がなくすっきりしたので、収納もしやすくなりました。
使わない時期には押し入れに収納しますが、軽いものなら上に乗せてすっきり収納することができます。
個人的には見た目は前デカ暖の方が好きですが、持ち運びや使い勝手、収納のことまで考えると、デカ暖Ⅱの方がおススメできます。
まとめ
イワタニのカセットガスストーブデカ暖は発売から8年目にして、デザインを一新し2022年8月に新型のデカ暖Ⅱ「CB-STV-DKD2」を発売しました。
片手で持てるようになり、持ち運びのしやすさが向上しました。
またストーブ上面が平らなデザインになったことで、やかんやストーブファンも置けるようになり、本体の出っ張りもほとんどなくなったので、収納のしやすさも向上しました。
デカ暖の使い勝手のよさや火力の強さは継承しつつ、持ち運びのしやすさや収納のしやすさがよくなったデカ暖Ⅱは家でもキャンプでもおススメできるカセットガスストーブです。
ありがとうございました。
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