香取製作所 『ソロテーブルキット』 なくても山には登れるけど、あったら超便利! 登山・ソロキャンプに使える木製自作ULソロテーブル 

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100均

こんにちは、『アウトドア 依存症注意報』管理人の「みらはつ」です。

登山に休憩で使うソロテーブルは、持って行かなくても山には登れますが、あったら便利で、どこでも休憩し、食事をとることができます。

けど、持ち運びの負担が少ない、超軽量なUL(ウルトラライト)ソロテーブルはなかなかお高く、買うのをためらわれてますが、お手ごろ価格な軽量ソロテーブル見つけましたので紹介します。

香取製作所 の『ソロテーブルキット』は、木製の自分で作るソロテーブルキットで、一人用としては十分な広さがありつつ、非常に軽量なソロテーブルです。

こちらでは香取製作所 の『ソロテーブルキット』の
・キットの内容・スペック
・作り方
・自分だけの色を塗ってみる

・代用できる収納ケース
を紹介します。

自分で作って、色を塗れば、世界に一つだけのULソロテーブルになります。

登山でテーブルはいらない? けど、あったら断然、便利!

登山では、できるだけ荷物を少なく、軽量化したいところです。

「荷物になるし、テーブルなんていらねぇよ・・」

という意見もありますが、ボクは山に行くとき、座布団マットとソロテーブルをセットで持って行きます。

山に行くと、登山道に休憩用のベンチや、見晴らしのいいスポットにはベンチにテーブルまであったりしますが、初めて行く山だと、どこにベンチやテーブルがあるか行ってみないとわかりません。

また人気の山だと、山頂に登ってベンチがあったとしても、すでに休憩中の人が使っていて、けっきょく休憩する場所を探す・・・なんてこともあります。

そんな時、座布団とテーブルがあれば、岩場だろうと草地だろうと、どこでも休憩できてしまうので、あると断然、便利です。

またベンチでも、テーブルがあると、食事やお箸をベンチに直接置かず、テーブルに置けて清潔です。

なのでボクは、少し荷物は増えますが、はじめて行く山には必ずテーブル・座布団はセットで持って行くいきます。

けど、アルミやチタン製のUL系ソロテーブルって結構お高いんですよね・・

200g以下のソロテーブルって安くても4,000~5,000円、高価なチタン製になると1万円を超えてきます。

便利だけど、その価格はなぁ・・、
なんだったら板買ってきて自分で作ろうかな?と思いつつ、いろいろ探しているときに、見つけたのが今回の香取製作所のソロテーブルキットでした。

香取製作所 『ソロテーブルキット』は、ウルトラライトなソロテーブル自作キット

香取製作所って?

今回のソロテーブルキットを製作している香取製作所は、なにやら工場みたいな会社名ですが、千葉県にあるアイデア商品を製作・販売している会社です。

香取製作所のホームページはこちら

代表的なヒット商品は、音の鳴らないギターピックの『サイレントピック』という、いっけんアウトドアとは無縁な感じがしますが、香取製作所の商品の中に、工作キットシリーズがあり、その一つが、今回の『ソロテーブル工作キット』になります。

香取製作所の製品一覧はこちら

今回のソロテーブルキット以外にも香取製作所のキャンプ工作キットシリーズには、キャンプに持って行けるオシャレなミニスパイスボックスキットや、アウトドア向けのコーヒードリッパーが作れるドリップスタンドキットなんかもあります。

簡単に作れるソロテーブルキット しかも安い!

ソロテーブルキット』は、切込みが入っている2枚の厚さ4mmの合板に、パーツがセットになっていて、プラモデル感覚で手軽に作れるソロテーブルキットになっています。

完成すると、天板はA4サイズの大きさがあり、スマホより軽いソロテーブルになります。

しかもテーブルパーツの余白部分を利用して、キャンプでも使える簡単な鍋敷き2個と、スマホスタンドもオマケで作れてしまいます。

これだけ付いてお値段は、他の一般的なULソロテーブルの半分以下、ボクはAmazonで1,600円で購入しました!

正直、この値段なら失敗してもいいかな、って軽い気持ちで購入しましたが、作って、色塗って楽しめて、しかもボクの山行スタイルにはドンピシャはまり、実用的で、かなり満足しています。

スペック

香取製作所 『ソロテーブルキット』のサイズは、幅290×奥行き205×高さ100mmとなります。

高さは100mmありますが、地面から天板までの高さは83mmです。

天板の広さはA4サイズになりますので、一人分の食事を載せるには十分な広さがあり、バーナーを置いても、まだまだ余裕があります。

重量はメーカーの公表値では130gとなっていましたが、塗装なしでテンションコード未装着の状態で、151g、塗装してテンションコードも含んで169gです。

さすがにメーカーの公表値 130gから実測値+39gだと、盛りすぎかと…

それでも、これまでボクが使ってきた、雑誌『BE-PAL』の2023年6月号の付録の『NANGA×BE-PAL ソロキャンテーブル』と比べると、広くなって、圧倒的に軽くなりました。

NANGA×BE-PALテーブルは、245×210mm 381gに対して、香取製作所 『ソロテーブルキット』は290×205mm 151gと、一回り広く、重さは半分以下です\(^o^)/

適正重量(耐荷重)は、メーカー公表値で1.2kg程度ならストレスなく使用できます。

どれぐらいの重さを載せれるか、試してみたところ、2Lペットボトル2本で4kgも、3本で6kgも載せることはできて、壊れることはなかったですが、さすがにグラグラしましたので、あまり重いものを載せるのはおすすめできません。

まあ普通に山での食事に使う分には、そこまで載せることはないので、1.2kgでも十分な耐荷重です。

テンションコードをゆるめて、分解した収納サイズは、290×100×約16~20mmになります。

板厚だけだと、4mm×4で16mmですが、テンションコードとコードストッパー分も加算すると、一番厚みが出る部分で20mmほどになります。

小学生でも作れる、工作キット 自分で作るから愛着もアップ

組み立てキットにはなりますが、DIYには自信がない・・・、木工なんて作ったことがない・・、なんて人でも大丈夫!

作り方はかんたんです

のこぎりも、金づちも使わず、なんだったら素手だけでも作れます!

けど、
・カッターナイフ
・紙やすり
この二つを使った方が、きれいに作れます。

作り方は、小学生がプラモデルを作る感覚で、2枚の合板からパーツを取り外して、天板になるパーツを、脚になるパーツをはめ込み、テンションコードを通すだけです。

パーツには全て切込みが入っていますが、小さくつながっている部分があるので、力任せにはずすと、木が欠けてしまうことがあります。

ですので、合板からパーツを取り外す際は、カッターナイフを使って、小さくつながっている部分を見つけ、カッターナイフを使って慎重に切り出した方がきれいな仕上がりになります。

わりと細かいパーツの切り抜きもあり、慎重にカッターナイフでカットしていきましたが、ボクはちょこっと欠けやバリができてしまいました。

バリや欠けができても、紙やすりで磨いて簡単になめらかにすることができますので、切り出したら一通りチェックしてヤスリがけしてあげましょう。

切り出すパーツは、ソロテーブルが4枚、鍋敷きが4枚、スマホスタンドが2枚です。

パーツの切り出しが終われば、あとはパーツとパーツを組み合わせるだけです。

テーブルは天板の出っ張りを、脚パーツの溝に挿しこみ、付属のテンションコード(ゴムひも)を指定の穴に通し、コードストッパーで留めるだけです。

テーブルを組むと、こんな感じです。

この状態では、まだグラグラしますので、付属しているテンションコードを、足パーツの穴に通して、コードストッパーで留めてテンションをかけるとグラつきがなくなります。

木製なので、自分で好きな色に塗れる! 世界に一つだけのソロテーブルに

合板は、真っ白ないわゆるベニア板なので、このまま山やキャンプで使うと、確実に水も吸うし汚れてしまいます。

汚れも「味」、と割り切れればいいですが、どうせなら、もうひと手間かけて、自分の好きな色に塗ってはどうでしょう?

塗装をした方が、水や汚れを防げるし、世界に一つだけのソロテーブルになり、愛着もアップします。

今回ボクは、キャンプで使うこたつの天板に塗ったニスが残っていたので、それを塗りました。

ニスも何種類かありますが、水性ウレタンニスが、においも少なく扱いやすくて、塗膜も硬くしっかり水も汚れをはじいてくれて、木の風合いも活かせるのでおすすめです。

今回ボクは、和信ペイントの水性ウレタンニス 色はつや消しオールナットを塗りました。

和信ペイント 水性ウレタンニス つや消しオールナット

パーツ全体をヤスリをかけて、ニスを塗って、乾燥させる、の行程です。

しっかり塗って保護したかったので、上の行程を2回行う2度塗りを行いました。

塗装すると、どうしても細かい溝部分に塗料がたまり、乾燥するとそれが固まって、パーツとパーツのかみ合わせが悪くなりますので、乾燥させたら溝部分の内側は念入りにヤスリがけしましょう。

よく乾燥させて、最後仕上げに目の細かい#600紙やすりで軽くヤスリがけして、テンションコードを通して完成です。

なかなかいい感じに塗れて、仕上がりはこんな感じです!

「つや消し」を塗りましたが、適度な落ち着いた光沢があって、ちょっと高級感がアップしました。

収納袋は100均の、あれのケースが使える!

こちらの商品、自作キットなので、収納ケースは付属していません。

分解してパーツを重ねて、コードで巻いただけのはだかの状態で、そのままザックに入れてもいいんですが、愛着が出てきたので、専用の収納ケースを探すことにしました。

100均を何軒かめぐって、ちょうどいいケースを見つけました!

100均「セリア」の『ペグケース』です。

30cmまでのペグを収納できて、サイズは320×130mm、カラーはブラックとグレーの2色展開です。

少し、きつめですが、きれいに収まりました。

ケース裏面に取っ手がついていますが、いらないんで切りました。

ケース込みで205g・・・できたら200g切りたかった。

けど、こういうシンデレラフィットは、なんかうれしい!

まとめ

登山にソロテーブルはいる?いらない?問題は、最終的には、その人の登山スタイルや体力の問題なるので、答えはなく、ボクはとやかく言えるほどの登山経験もまだまだ積んでいませんが、ボクは初めて登る山には持って行きます。

また持って行くなら、できるだけ軽量で、広めなものが、断然おすすめです。

けど、軽量なソロテーブルは高級で、そろえるべき登山用品としての優先順位では低めなので、そんなに予算を回せない・・・という方には、香取製作所 の『ソロテーブルキット』がおすすめです!

自作しないといけない手間はありますが、簡単に作れて、ヤスリがけや塗装といった手間をかけるほど、愛着もわき、世界に一つだけのマイソロテーブルになります。

169gとスマホより軽量でいてA4サイズの広さがあり、何よりお値段が1,600円ほどと勇気を出さずに買える価格帯なのがありがたい。

高級なソロテーブルに比べると、耐久性・丈夫さや高級感では劣りますが、ボクは「こんなの欲しかった!」と思える、軽量コンパクトな、木の温かみのある木製のULソロテーブルです。

ありがとうございました。

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